Twitterでも大注目!Eotech渾身の新型スコープ! Eotech Vudu 1-6x ライフルスコープを徹底レビュー!

みなさん、こんにちは!
これまで非常に多くのドットサイトやスコープなどをレビューしてきましたが、価格帯は1~10万円以内がせいぜい・・・
スコープに至っては4万円ほどが限界でした!!()

しかし今回のレビューするスコープは違います。
価格にして、155000円!!!
なかなか目が飛び出るような価格でしたが今回は思い切って購入してみました!」

このスコープの特徴をご紹介する動画をツイッターにあげたところ・・・
まさかの2500リツイート・6000いいねという大注目ぶりで非常に驚きました・・・()

そんな特徴を持つ注目スコープを今回は徹底的に細かくレビューしていきます!!
非常に一生懸命作りましたのでぜひご覧くださいませ

Trijicon・Eotechなどの超高価格帯 実物光学機器は「デザートカウボーイさん」がなかなかオススメ。

サバゲーの実物スコープと装備の通販サイトならデザートカウボーイ

購入店舗は?
今回はデザートカウボーイさんで購入させていただきました。
デザートカウボーイさんは「シュミット&ベンダー」「Trijicon」「Eotech」など実物の中でも超高価格帯の光学機器を販売しているショップさんです。
今回こちらの商品はEotech製でなかなか国内で保証付きで手に入るショップはありませんがこのショップなら保証もしてくれるようなのでなかなかお勧めです!!

デザートカウボーイさんのサイトはこちら

低価格帯〜実物入門、HOLOSUNを購入するならつぼみカンパニー一択ですが、TrijiconやEotechなどITARに引っかかってなかなか手に入らない光学機器はデザートカウボーイさんで購入しています。

もくじ

1.Eotech(イオテック)とは・・??
2.2017年ショットショーで登場したEotechスコープ!

3.Eotech Vudu 1-6x スコープの外箱について
4.Eotech Vudu 1-6x スコープの外観について
5.Eotech Vudu 1-6x スコープのカタログスペック
6.Eotech Vudu 1-6x スコープを実際に覗いてみた感想

1.Eotech(イオテック)とは・・??

EO-TECH

EOTechは、1996年のSHOT Showで、Bushnell-HoloSight®という商品名で第1世代のHWSを導入しました。 HWSは、スポーツ撮影や狩猟のアプリケーションで目標の精度と速度を向上させるように設計されています。
シューティングインダストリーアカデミー(Shooting Industry Academy of Excellence)からオプティックオブザイヤー賞を受賞しました。

2000年に、EOTechは第2世代のHWSを、よりコンパクトでモジュラーなデザインで導入しました。 法執行機関や軍事市場に製品を投入するための基礎を築いたのです。
翌年、EOTechは軍事および法執行機関であるHWSを導入しました。これは、2001年シューティングインダストリーアカデミーオブエクセレンスオプティクスオブザイヤー賞を受賞しました。

USSOCOM2005年にEOTechと契約を結びました。特別事業と海兵隊は、標準的な近接戦闘機としてHWSを採用しています。
ただ、2015年にいくつかの欠陥が発覚したということで米国政府から訴えられ、賠償金を支払うことで和解したようです。
現在はホロサイトは使用されていないという情報も多くありますので米軍が今現在最新で使用しているかどうかは不明です。

EOTech 社を傘下に持つ L3 コミュニケーションズ社が米国政府から「詐欺」だとして訴えられ、2,560 万ドル (=約 31 億円) の賠償金を支払うことに合意した。事の発端は既報の通り、軍・法執行機関オペレーターらに広く浸透している同社のホログラフィック式ウェポンサイト (HWS: Holographic Weapon Sights) が、周辺環境の温度上昇によって、謳われている通りの精度を著しく示さない欠陥を抱えていることが明らかとなり、大きな問題となっていた件にある。この件については、米特殊作戦軍 (USSOCOM) が警告を発しており、その後に大手のディストリビューターであるエリート・ディフェンス社でもその取り扱いを中止している。
「ホロサイト」の画像検索結果
Eotech ホロサイトは実際に数多くの軍隊に採用された実績があります。
よく映画などにも登場していますよね。

2.2016年ショットショーで登場した新型 Eotechスコープ!

https://www.youtube.com/watch?v=MqWmNbu-bos

そんな等倍の光学機器で有名なEotechが2016年に発表したのがコチラのスコープです。
Vudu 1-6x Precision Rifle Scope
Vudu 2.5-10x Precision Rifle Scope
Vudu 3.5-18x Precision Rifle Scope
以上の 3 種がラインアップしています。
いずれのスコープも独特の特徴があり、焦点面 (focal plane) は、ズームに合せてレティクルの大きさが変わるファーストフォーカル (FFP: First Focal Plane) 方式。低倍率下ではホロサイトでお馴染みの画面が映し出され、倍率を上げると中心点の小さいレティクルが大きくなり最大倍率でレティクルが変わるようになっています。
そのため、狙撃時に距離に応じて最適な視界を提供しているのが最大の特徴のようです。

3.Eotech Vudu 1-6x スコープの外箱について


それでは、実際に開封していきましょう!!
外箱の時点で非常に高級感があって素晴らしいですね・・・!!
内容物としては、Eotech vuduの取り扱い説明書、レティクル種類ごとの説明書・スコープ保護キャップ・Eotechステッカー・Vuduステッカー・修理保証書・本体という構成です。
修理保証書については、デザートカウボーイさんで購入した場合のみついてくるようです。

保証内容について・・・
商品の自然故障時、修理申請からすべて代行してもらえるそうなのでこれは安心ですね。
購入から最初の二年は無料で、それ以降でも代行手数料輸出時の申請代行費用、輸入時の申請代行費用は各2000円で対応してくれるそうです。
並行輸入で購入すると安井は安いのですが壊れてしまうと米国のメーカーなどへ自分でしないといけないうえ、モノによっては税関で没収される危険もあります・・・。
そんな面倒な手間を有料でもしてもらえるのはありがたいです。

側面はこのような感じです。
レティクルはSR-3の写真のような形になります。

4.Eotech Vudu 1-6x スコープの外観について


箱を開けるとこのような形で箱に収められています。
本当に高級感がこの時点であふれ出ています・・・。
クリーニングクロス・倍率を素早く変更するノブが付いています。(これが素早く倍率変更ができるようになる便利なパーツです。)

本体の色は艶消しの黒色で重厚感があります。
2017年以降の商品からイオテックのロゴが変わり、上記の写真のようなロゴになっています。

本体下部はこのような感じになっております。
さすが高価格帯スコープですね、MADE IN JAPANです。
(Vortex Razor HDなどもメイドインジャパンです。)

Vuduの刻印があるところが電池ボックスになっており、CR2032電池一個を使用します。
上部はゼロイン調整時に使用するものです。
何か工具を必要としないので非常に調整がしやすく使いやすいです。

5.Eotech Vudu 1-6x スコープのカタログスペック

倍率について

倍率は可変倍率になっており、「1倍」~「6倍」の切り替えが可能です。
きわめて迅速かつ簡単に調整することができます。

レティクルフォーカス調整

Vuduスコープは接眼レンズのフォーカスリングを使用することでフォーカス調整を行うことができます。
背景が白い壁や、澄んでいる空などに向けた状態で接眼レンズにあるフォーカスリングを時計回りに回すか、レティクル画像ができる限り鮮明になるまでフォーカスリングをハント家周りに回していくかで調整していきます。

*これをすることでより鮮明でクリアに見ることができます・・!!

イルミネーション調整

このスコープはレティクルを発光させより高い視認性とサイティングを可能にします。
ライフルスコープ左側にあるプッシュボタンを押すことでイルミネーションを発光させることができ、輝度は全部で10段階調整が可能です。

電源を切る場合は上のプッシュボタンを一度押すだけでOK
最低輝度・最高輝度に達した状態でさらに次の輝度段階にしようとするとここがマックス低輝度・高輝度ですよと点滅してわかるようになっています。

オートシャットダウン機能が付いているのでもしイルミネーションをつけっぱなしにしても自動的に一定時間たつと消えるので安心です。
自動消灯機能は電源を入れてから2時間後のようです。

クイックスローレバー(倍率変更を容易にするパーツ)

此方のスコープには付属品としてクイックスローレバーが付属しています。
これを使用することで素早く的確に倍率変更を行うことができます。

スローレバーはねじ式になっておりくるくると回して固定することができます。
近距離から中距離が中心で目まぐるしい展開が多い日本のサバゲーにおいて、このレバーがあることによる素早い倍率変更は非常に適しているといえますね。
他社の実物スコープですとレバーは別売で1万円程度はするのでこれが標準で付属しているのはありがたいです。

ファーストフォーカル レティクルで近・中距離をうまく使い分ける。

このスコープはファーストフォーカル機能があり、レティクルの配置位置がズームの手前か奥かの違いで、ズーム機能より奥にレティクルが配置されているため、ズームの倍率に応じてレティクルが変わります。これにより等倍の際はサークルの大きさのレティクルで狙い、中・遠距離だとズームすることでより精密なレティクルで狙うことができるというスグレモノです。

倍率を大きくしていくことでレティクルが大きくなり、見えている景色がズームされていくのと比例してレティクルが変化していきますので、実際のレティクルの間隔は一定で、ズームしてもちゃんと当たる。迅速かつ正確に狙うことができるのです。

基本的にはファーストフォーカル機能を搭載するには製造コストが従来のスコープより高くなるようで、安くても1000ドルあたりの金額のものでないと難しいようです。

1~6倍率にズームしていった場合のレティクルの変化

6.Eotech Vudu 1-6x スコープを実際に覗いてみた感想

視野のクリアさ・透明度について

歪みが全くない

実際に様々な対象物を覗いて細かく検証してみましたが、中心部はもちろん、外縁部の歪みは全く感じることはなく裸眼でそのまま見ているような感覚であるほどきれいでした。
四角のマスを対象物として見ても全く歪みを感じない素晴らしい映像でした・・・。

外縁部(フチ)が薄く視野が広い

外縁部(フチ)が分厚いとその分視野が狭まり、近距離での使用がさらにしづらくなりますし、それがストレスになりがちです。
このスコープはその外縁部が非常に薄くドットサイトを覗くような感覚で使用することができます。

透明度が非常に高い

透明度が非常に高いです。
裸眼と比較して全く遜色ない透明度でこれに関してはEotechのスコープシリーズとして出している以上品質は間違いないので特にいう必要もないかもしれませんが、実際に目で覗いた方しか感じることのできないような素晴らしい透明度でした。写真になるとどうしても実際に見た時よりも落ちてしまいますが、参考までに・・・下記写真をご覧ください。

ファーストフォーカル機能が面白い!!

このスコープの売りといえばやはりこの倍率によってレティクルが変わるファーストフォーカル機能です。
近距離であれば大きめのサークルドットで、中遠距離を狙う意場合はズームした際の精密に狙うレティクルで、という状況に応じて使い分けのできる珍しいスコープです。
この機能に関してはあまり多くのスコープにはまだ搭載されていないので買ってすぐ感動できるポイントです。

アイレリーフ・アイボックスが超長い・広い

さて近距離でも素早くサイティングするにはやはりアイレリーフの長さは必須・・・!!
実際に目で見て見える距離を測ってみました。すると・・・!

ななんと、14センチくらいありました・・・。
少し大げさに言ってしまえば、スコープの間隔で覗かなくても狙えます。
ドットサイトのような感覚で狙いこまなくても素早くサイティングができるのです。

このスコープであればどんな銃に取り付けても支障なく使用できますね。

覗いた感じを動画で見てみたい!!

実際東京サバゲパークに持って行って試してみました!!
シューティングレンジ 55mチャレンジの様子は以下をクリック!!
*カメラを無理やりレンズの後ろに持ってきて撮影しているので実際に見えている映像とは異なり暗く見にくいですがご了承ください。
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本国では非常に高い評価を得ているEotech Vuduスコープ

ファーストフォーカル機能を搭載したこの商品は本国でもレンズの透明度で非常に高い評価を得ています。

実際に実銃に搭載し詳しくレビューされている動画もありますのでよろしければこちらもご覧ください!!
この動画の中で見れるレティクルのほうが「キ、キレイ・・!!」と感動できると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回かなり高い買い物をしましたが後悔はしておりません。
非常に透明なレンズ、距離に応じて射撃スタイルを変えることができるファーストフォーカル機能、フチの薄さ、など長所がたくさんお判りになられたかと思います。
今回購入させていただいたことで、「実物の感動は実際に覗いてみないと100パーセント感じることはできない」ということです。

なかなかここまでの高額な実物はなかなか手が出ませんが、ここまではいかなくとも実物と張り合えるような品質のスコープはたくさんありますので、そういったスコープ、ドットサイトからデビューしてみてはいかがでしょうか??

実物光学機器入門どろぬま編集部太鼓判!!
Vudu
に近い品質で安い、コスパ抜群のスコープご紹介!!

1.Vector Optics Forester

・フチの薄さはEotech Vuduと同レベル
・中心の透明度も実物スコープレベル
・外縁部の歪みが少し気になる
・アイレリーフが長い

2.Vector Optics Marksman
・アイレリーフが長い
・透明度は実物レベル
・中心、外縁部ともに非常にきれい
・ごつくて重い
Vector Optics Continental 1-6×24
・サイズ感はちょうどいい
・実物スコープレベルの透明度
・フチがかなり薄い
・倍率もちょうどいい