サバゲーにおいてまず一番大事なものは・・・「ゴーグル」です。
皆さんはサバゲーするとき、どんなゴーグルを使っていますか??
メッシュタイプのゴーグルは曇らないというメリットがありますが、bb弾が割れたりしたときに目に影響があるとして使用できないフィールドも少なくない。
シューティンググラスは視野が広く使いやすいが、目に近く顔に密着しているので曇りやすく、バンドで固定するなどしないとサバゲーでは使えなかったりします。
そうなるとよく選ばれるのはよく見る少しゴツめなゴーグルです。
安いものはレンズがゆがんでいて見えにくかったり、通気性が悪くあっという間に曇ってしまったりと安物ゴーグルを買って後悔した人はやはりかなりたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はファン付きゴーグルの中でも最上位に近い高級ゴーグル「ess ターボファン」の中でもアジア人向けに開発されたアジアンフィットをレビューします!
もくじ
1.そもそも ESS ってなに?
2.ESS ターボファンの実戦使用例
3.ESS ターボファン アジアンフィットのすごいところ① 耐久性
4.ESS ターボファン アジアンフィットのすごいところ② アジア人に合わせたフィット感
5.ESS ターボファン アジアンフィットのすごいところ③ レンズの曇り止め性能
6.実際に買ってみた
1.そもそも ESS ってなに?
ESS(Eye Safety Systems,Inc.)は1998年、アイダホ・サンバレーに設立され、現在はアメリカ・カリフォルニアのオレンジカウンティ フットヒルランチにESS Oakley MILITARY/GOVERNMENT事業部として本部を置き、アメリカ・アイダホのサンバレー工場及びフットヒルランチ工場で製造しております。軍隊、特殊部隊、警察、ファイアー、レスキューのために、革新的な技術でアイウエア製造に特化する事によって、アイプロテクションのエキスパートとして世界に知られるようになりました。現在では120カ国以上の国々で製品の品質と価値が認められ使用されており、米国防総省から戦闘用アイプロテクション(バリスティック アイウェア)として認定されています。
革新的なアイデアと特許を取ったデザインで、アイプロテクトの他のメーカーとは異なった製品力を誇っています。開発チームは、兵士とのコンタクトを通じて、実際身に付ける人の特殊な要求に応えながら、製品をデザインしています。戦地での使用を通して、顧客に「最高で最も進歩したアイプロテクトの可能性」を目標に製品開発に取り組んでおり、アメリカ軍に制式採用されています。
我々の献身的管理、デザインと営業部隊の中心は最も高い優良製品を我々の顧客に提供することになっており、他のどのアイウェア会社の追随を許しません。ESSの理念は、目の安全のために最高の性能と品質に妥協しない事で顧客が満足する製品を作ることです。


*ゴーグルだけでなく、シューティンググラスタイプのものも米軍に非常に多くの納入実績があります。
2009年だけでプロファイルNVGとICE3だけで727,500個も納入されているそうです。
ESSアイウェアは米国で製造されて、妥協しない完璧な品質管理によって最良の製品を提供しております。製造の欠陥に対しての返品率は1年で0.05%です。
ESS製品開発チームは、市場で最も先進の製品を設計して、改善することに絶えずり組んでいます。電池式ファン(ESS TurboFan Series)と可調換気システム(ESSAdvancer V12)によるアイウェアまで、ESSは製品革新においてライバルがおりません。有害なUVA/UVB 光線からの100%保護、型成型によるレンズ設計は一切の歪みがなく、最上級のレンズコーティング(”FLOW-COATED” LENS)はクリアーな視界と防曇性を確実なもとします。
そして、過酷な現場で必要とするレンズの耐久性は10mの距離からの散弾銃の衝撃にも耐える強度を誇ります。
我々の任務は戦場から火地面まで、我々の激励は、世界中で自由と公安の擁護者を保護するために、情熱を注ぎます。目を保護することの革新的なデザイン、製品改良に焦点を絞って、ESSはその顧客に利用できる最もすばらしい、最も信頼できるアイプロテクション(バリスティック アイウェア)を約束します。
*ESS公式サイトより抜粋
ISO9001 で認定された工場で製造されている
ESSはアメリカ軍で非常に信頼されて使用されているゴーグル(アイウェア)です。
また、アメリカだけでなく、120カ国(敵対国を除く)以上の軍隊、警察、消防、レスキューの人達に供給されています。
地球上の最も過酷な極限の環境下でアイウェア使用者を守るために作られたESS製品は、最先端技術と刷新的な特許で設計されています。
ESSのミッションは極限の環境下で使用しているユーザーに直接コンタクトを取り、ユーザーの要請をフィードバックし製品開発に反映していますので、他のどのアイウェア会社の追随も許さない性能を誇っています。
ESSは目の安全のために最上級の性能と妥協しない製品開発によって最高品質の製品を作ることを常に理念として追い求め続けているようです。
また、アメリカの ISO 9001 で認定された工場で生産されているので高品質かつ個体差が少なく安定して生産をすることができます。
*ISO9001とは組織が品質マネジメントシステム(QMS: Quality Management System)を確立し、文書化し、実施し、かつ、維持すること。 また、その品質マネジメントシステムの有効性を継続的に改善するために要求される規格。日本工業標準調査会hpより引用
2.ESS ターボファンの実戦使用例

ESS のアイウェアは世界120か国の軍隊や警察で採用されており、アメリカ軍でも他のメーカーのゴーグルとは比較にならないほどの数を納入している実績があります。
アメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズ(Navy SEALs)を始めとする世界中の軍、特殊部隊で採用されています。
射撃の際に必要になるアイリリーフを保つために開発された特別なゴーグルです。ヘルメットに装着されたナイトビジョンを使用する際も同様です。
3.ESS ターボファン アジアンフィットのすごいところ① 耐久性
強度に関しては、10mの距離で6発のショットガンの弾丸による貫通テストの結果、弾丸を貫通させない程の強度を誇ります。
このレンズの強度はショットガンの散弾を10mで撃ちこんでも貫通しないほどの強度なのでサバゲーで使用していて割れることは「まず、ない」でしょう。(笑)
転倒して強打しようと、ゼロ距離でフルオートで撃とうと、まあ100パーセント割れないでしょう。
この時点で絶対的な安心感を得ることができます。
失明するリスクも伴うのがサバゲーですから、万が一は許されません。
だからこそこのゴーグルは価値があるのではないでしょうか。
アメリカ陸軍兵士(シェーン・オスターマンさん)
私の所属する護送部隊が我々のCOPに戻っているときでした。私は護送トラックの後部射撃手だったのですが、突然爆発する音が聞こえ、落下する感覚がありました。目を開けると、私は射撃手台があったところに半分腰かけた状態でした。もはや着用していたゴーグルは私の顔にはなく、左膝を負傷し、右眉からは出血していました。自分のライフル銃がないことに気づき、視界がきかなくなってきました。視界が戻ったとき、リノマウントがないことに気づき、ヘルメットライトは見当たらず、ゴーグルはヘルメットの後ろにありました。 救急隊員が私を壁にもたせかけて座らせ、トラックの前面がすべてなくなっていることに気づきました。ラジエータはトラックの前方50メートルにありました。エンジンは丸ごとトラックの後ろ(私の頭上を越えて)にあり、タイヤは100ヤード離れたところに吹き飛んでいました。私は壁に向かって自分のゴーグルを確認しました。私は泥と油が混じった汚れに覆われていたのですが、ゴーグルも同じ汚れに覆われ、レンズ表面にはひどい傷が多数ついていました。爆発時には何も見えませんでしたが、自分のM240Bに顔をぶつけたことは分かっています。この写真は爆破の約10分後に救急隊員が撮ったものです。ゴーグルが私の顔に押し付けられた跡を見てください。私の顔だけでなく、視力をも救ってくれた素晴らしい製品を生みだしたESS社に感謝します。

*ESS JAPAN公式HPより引用
実際に戦地でESSが兵士の命を救っているのです。
これほどの耐久性と信頼の実績をもったゴーグルをサバゲーで使えば、目の保護を最高クラスでできるだけでなく、ゴーグルによるストレスを極限までなくして楽しむことができます。
4.ESS ターボファン アジアンフィットのすごいところ② アジア人に合わせたフィット感
ESS ターボファンとは異なり、アジアンフィットはアジア人の骨格を研究し、しっかりフィットするように設計されています。
ぴったりフィットすることで「より高い耐久性」と「ファンの効果」をより効果的に発揮することができるようです。
レンズのカーブ(角度)をアジアン人用に改良し、顔にあたるフォーム(スポンジ)が通常のモデルよりも厚くなっているので、 多くの顔型に対応できるようになっています。
私も実際にターボファンも以前持っていたのですが、装着すると目と目の間に親指が入るくらいの隙間ができ、こめかみに若干の圧迫感がありました。
今回アジアンフィットを購入して装着してみると、本当にぴったりフィットして、締め付け感もなく、従来製品よりも、より快適に使用することができました。
5.ESS ターボファン アジアンフィットのすごいところ③ レンズの曇り止め性能
極限の情況に置かれた者にとり、サングラスやゴーグルの視界のくもりは致命的な危機に直結するため、ESSはフローコート技術により、曇り難いのでなく曇らない視界を確保しています。
このFlow-Coated Lens(フローコーテッドレンズ)は、現在最も進んだ高度な技術によるコーティングです。レンズ外側は100%の耐傷性のハードコートを施し、レンズ内側は100%耐霧性のコーティングを施している非常に高性能のレンズです。
ですから仕方のないことですが、スペアレンズが高いです。(笑)
5000円というなかなかのお値段・・・。仕方がない!!(笑)

ポリカーボネートレンズが現場で機能するよう、保護コーティングを施して主要な懸念事項2点(レンズの傷と曇り)に備える必要があります。耐傷“ハード”コーティングはポリシロキサンをベースとしたコーティングで、擦り傷を防止します。通常、防曇コーティングには外気水分の凝固を防ぐ親水性ポリマーを使用しています。これら両コーティングは液体ベースで、適用後に永久的な透明コーティングとなります。
6.実際に買ってみた
実際に買ってみました。
並行輸入品・新品を今回購入しました。
価格は25,000円くらいでした。
正規代理店での購入で3万円ちょっとくらいですね。
外箱は厚紙程度の感じでした。
一応側面や裏面の写真なども載せておきます。



実際に箱から出してみました。
なかなかの高級感を感じます。
クリアレンズ一枚・スモークレンズ一枚が付属します。
あとは説明書と持ち運び用の収納袋が付属します。

ESSゴーグルを収納袋に入れてみました。
すっぽりはまり、持ち運びに非常に便利です。
布の質感も独特でこちらに関しても高級感を感じます。内側はこのような感じで分厚めのスポンジです。
レンズ側面付近からファン用のコードが出ており、バンドを伝って後頭部付近に来るバンド部にファンの電池入れと電源ボタンがあります。
単三電池一本を使用します。
電池をぐっと押し込んで上に回すと電池挿入完了。
電池部右側にボタンがあり、一度押しで静音モード・二回押しでターボモード・三回目を押すと電源が切れる切れるようになっています。
実際に写真付きでサバゲーでの使用感をお伝えする記事はまた後ほど・・・

注意点としてはこのゴーグルに曇り止めを塗ることはダメだということです!!!
十分に防曇性能に特化した加工しているレンズに曇り止めを塗りこむことでコーティングが失われる可能性がかなりあるそうです。
*ESSやBOLLEのゴーグルを販売しているミリタリーショップ店員さんもおっしゃっていました。