みなさん、こんにちは。
みなさんはこのホロサイトとブースター、見たことありませんか??
この組み合わせで使用することにより、索敵・遠距離・精密射撃時にはブースター越しに狙い、近距離では素早くマウントを倒して等倍のホロサイトに切り替える、というような使い方ができ、かなり使いやすい光学機器です。
実際に米軍もこの組み合わせで使用しています。
かなりかっこいいですね・・・!!
こんな感じでサバゲー使いたい・・・
そう思う方は少なくないと思います。
そして検索してみると、Amazonではレプリカが大量に出回っており、1万5000円くらいあればそろえることができます。
しかし、最も重要なポイントが・・・「レプリカ同士の組み合わせ、サバゲーで実用性ってどのぐらいあるの?!」というところです!!
ということで今回はそんな皆さんの疑問を完全解消するためにレプリカセットをそろえてみました。
ホロサイトもブースターも実物 vs ホロサイトもブースターも両方レプリカを比較して性能差、使用感を徹底比較していきます!
レプリカホロサイト↓
もくじ
1.レプリカ ホロサイト vs 実物 ホロサイト 外観について
2.レプリカ ホロサイト vs 実物 ホロサイト レンズの透明度・レティクルの輝度について
3.レプリカ ブースター vs 実物 ブースター 外観について
4.レプリカ ブースター vs 実物 ブースター レンズの透明度・ガタツキについて
5.レプリカ ホロサイト&ブースター vs 実物ホロサイト&ブースター 組み合わせ比較
6.まとめ ~実用性はあるのか?~
1.レプリカ ホロサイト vs 実物 ホロサイト 外観について
それではホロサイトで比較していきましょう。
比較に使用したのは「EXPS3-2」です。
上が実物(90,000円)、下がレプリカ(6,000円)です。
すでに恐ろしい価格差ですね。
刻印がある、ないはレプリカのものによって違いますので割愛します。
外観は非常に再現度が高く、シールもよく再現されていますね。
電池ボックスがレプリカのほうが若干大きい以外は外観差はありません。
実物とレプリカの塗装の色はわかりやすく、レプリカのほうが光沢がありTANカラーというよりは金色に近いような色なので目立ちそうです。(笑)

次に接眼レンズ側はこのようになっております。
見てわかる通りレンズの色がかなり違い、かなり暗くなっています。
上がレプリカ、下が実物です。
刻印がない、レンズが暗い、意外は非常に精巧に再現されていてさすがメイドインチャイナだなと感じました。

次にホロサイト下部のレールと接する部分の写真になります。
上がレプリカ、下が実物です。
QRコードまでそっくりに再現しているのがすごいですね・・・。
ただしこのレプリカホロサイトは細かい刻印等はされていません。
また、QDレバーの機構はしっかり再現されていて、使用にも全然問題ありません。
レプリカによっては見事に「Eotech」の刻印をもはや清々しいぐらい刻印しているものがありますが、訴えられたら終わりレベルの丸パクリを作る中国はさすが怖いもの知らずですね・・・。

形状・紛失防止ワイヤーなどよく再現されていますが、刻印はなく色がつやつや金色で外観は個人的に少し不満です。
すぐそばに実物があるからそう思って当然ですが、「あー安物だなー」とすぐ手に取って感じてしまいました。
2.レプリカ ホロサイト vs 実物 ホロサイト レンズの透明度・レティクルの輝度について
それでは、最も重要なポイントである実際の使用感についてレビューしていきましょう。
いくら外観が良くてもサバゲーで使えなければ意味がありませんし、外観は見ればわかるけど性能を比較した記事はあまりないということで比較していきましょう。
コチラはレプリカホロサイトで覗いた際の写真です。
レティクル自体はレプリカの中でもかなり明るいほうだったのですが、とにかく「暗いです(笑)。」
暗いので素早くサイティングがしづらく、暗い方向に向けた場合さらに暗くなるので更に視認しづらくなってしまいます。
レプリカのホロサイトはどれも同じなのでこの個体が暗いというわけではありませんが、これは正直かなり見づらいです。
こちらが実物ホロサイトです。
もはや一目瞭然とはこのこと。もうレンズの透明度が圧倒的です。
裸眼と同じ視界なのでサイティングの素早くできます。
ドットサイトはレプリカも実物も投影方式は同じなうえ、構造形状的に安く作りやすいので性能差をそこまで大きく感じない場合もありますが・・・・
ホロサイトは実物とレプリカは投影方式がそもそも違ううえ、ホロサイトの形状でドットサイトを無理やり作っているからか、良い性能のものがほとんどありません。
実物とレプリカは性能差がかなりあるので一瞬でわかります。
次に逆光気味の位置でサイティングした場合の見え方です。
この点に関しても、レプリカは反射しやすいうえにレンズがかなり暗いので逆光だと狙うのがかなり難しくなります。
写真を見ていただければわかる通り思い切り反射して狙っている方向がまともに見えません。
この個体は様々あるレプリカホロサイトの中でも輝度も高くあたり個体なほうなのですが、それでも実物と比較するともはや比べ物になりません。
サバゲーでストレスフリーで使うのは至難の業といえます。

3.レプリカ ブースター vs 実物 ブースター 外観について
それでは後ろに搭載する倍率コンバーター「G33マグニファイア」を簡単に比較していきましょう。
マグニファイアについては以前記事でも比較しましたので、細かくはせず、簡易的なレビューをさせていただきます。
左が実物、右がレプリカです。
外観的には非常に良く再現されていますが、若干レプリカのほうが気持ち大きい感じです。
レプリカのQRコードやEOTechの再現は見事です。(笑)
また、QDレバーも同様に再現されていてしっかりと固定することができます。


4.レプリカ ブースター vs 実物 ブースター レンズの透明度ついて
では実際にレンズの透明度について比較していきましょう。
上の写真がレプリカ、下の写真が実物です。
明るい方向に向けた場合はこのような感じでレプリカもなかなかきれいに見えます。
しかし、若干全体的に茶色っぽくなっているように感じます。
また、若干鮮明さに欠けるような感じを受けました。こちらが実物の視界。
レプリカと比較してみて、クリアさが増し、より透明になった感じを受けます。
パット見そこまで変わらないからレプリカで十分じゃん!と思いがちですが、このブースターはホロサイトと併用するのが主な使用目的です。
少しのぼやけでも、レンズを何枚も通すわけですからホロサイトと併用して覗いた際の見えやすさには大きな差が出るのです。
それではレプリカと実物の差がより分かりやすい状況下で見ていきましょう。
明るい方向から暗い方向へ向かってみた場合の視界です。
レプリカのもともと少し茶色がかっていてクリアさに欠けるレンズは暗い環境になると大きく影響してきます。
ピントが合いづらく、また暗いので見にくく感じます。一方で実物はこちら。
同じように暗い方向へ向けているのに明るさはかなり違い、ピントもレプリカと比較するとかなりあっています。
とにかく「明るさ」「クリアさ」この2点でレプリカと実物ホロサイトほどではありませんが大きな違いを感じました。
*写真のためピントが合いにくい
*下記写真の、暗いところ➔明るいところの写真編集部分に誤りがあります。
正確には明るいところ➔暗いところです。
5.レプリカ ホロサイト&ブースター vs 実物ホロサイト&ブースター 組み合わせ比較
それではついに。
実際にホロサイトブースター併用時、覗いてみた際の見えやすさを検証していきましょう。
左側のHK417に装着しているのがレプリカの組み合わせ
右側のMk18 mod1に装着しているのが実物セットです。
それではまずはレプリカ同士の見えやすさを検証していきます。
マグニファイアについてはエアガン市場でかなり高評価だった12,000円ほどで売られているレプリカG33 マグニファイアを使用します。
ホロサイトに関してはおそらく8000円ほどでエチゴヤで売られていたレプリカのホロサイトです。
どう頑張ってもレティクルにピントが合わず、裸眼で見てもレティクルが薄く視認しづらかったです。
赤の輝度MAXがこの写真なのでやはり屋外では少し薄めになってしまうのはレプリカホロサイトの宿命かもしれません。
ちなみにこのレプリカホロサイト、レプリカの中でもかなり輝度が高めで、あたり個体なのですがそれでも少し弱いようです。
見てもわかる通り茶色くて夕焼けのようになってしまいます。
また、ホロサイトの形状のあくまで「ドットサイト」なので、ブースターで倍率をつけるとその分レティクルもどでかくなっちゃいます・・・。
これじゃあんまり意味がありません・・・。これがレプリカホロサイトの問題点です。
実物はマグニファイアで覗いてもレプリカと比較してどでかくならないので非常に見やすいです。
この理由については現在調査中です・・・・。
レプリカホロサイトではおなじみの「NVボタンを押すとグリーンに変わる」です。
グリーンのほうが輝度が強いように感じます。
なかなかどうしてもレティクルにピントが合いませんでした。
実用性0、というわけではありませんがこれをサバゲーで運用すると普通にスコープ使うのよりも戦闘力が下がる気がします。
また、ストレスを感じながら使うことになるので途中で嫌になってドットサイトに変えてしまうかもしれません。(私は昔そうなりました・・。(笑))
それに対し、実物の組み合わせはこんな感じ。↓
もうパッと見てお分かりですよね。
差は歴然。クリアな視界に浮かぶ、鮮明なレティクル。
覗いて狙うのに全くストレスを感じません。
さすが、本物だと感じました。
これが米軍が見ているきれいな景色なのかと思うと買った甲斐がありますね。
これが50m~100mの距離のものを見た場合の視界です。
夕焼けのような色合いでしろみがかって見えにくい感じを受けると思います。
使えないわけではありませんが、普通に同価格帯でいいドットサイトを買ってそれで狙うほうがずっとストレスフリーで使えるのは間違いありません。
次に同じ方向を実物セットで見たのがこちら。
写真を拡大したため少し荒く見えますが、実際はこの写真よりかなりきれいに鮮明に見えました。
暗さもなく、夕焼けのような色合いもないので等倍と倍率、どちらも同じ見え方できれいに見える上に瞬時に遠くを見ることができるので弾道が見え、サバゲーで使うとかなり楽しめます。
6.まとめ ~実用性はあるのか?~
レプリカの大きな魅力は、実物そっくりの外観を非常に安価で実現できるというところにあります。
実物ホロサイトは65,000~100,000円とかなり高額なのに対し、レプリカであれば安ければ3000円、高くとも6,000円前後で入手することができます。
ただし、レプリカのデメリットは輝度が低く、屋外で気持ちよく使えるものは非常に少ないということです。
さらにはゼロインできる幅が極端にせまかったり、そもそも調整ねじを回してもほぼ動かないものも多くあり、価格の安さだけを求めると間違いなく失敗します。
普通のドットサイトに比べ、価格と性能が悪い意味で全然比例していないのがレプリカホロサイトの特徴なので、ぜひレプリカのホロサイトを購入しようと思っている方は実際に店頭に行き、一つ一つ覗いた際の見え方やドットの輝度などをあらかじめ確認させてもらい、納得してから購入することをお勧めいたします。
私個人的な見解にはなりますが「実用性はかなり低い」と思います。
そもそもホロサイト単品でさえ暗いレンズなのに、そこに少し茶色っぽい視野のレンズのブースターを通してみるとなると本当に見えずらくなります。
あー見にくいなー見にくいなーって心の中で感じながら頑張って使用するというのがわかりやすい表現方法なのではないかと・・・。
さいごに・・・
実用性よりもドレスアップが目的で少しでも安くホロサイトを手に入れたい方にお勧めの商品をご紹介します。
Sutekusのホロサイトは2900円という信じられない価格で売られているのに完成度は結構いいのです・・・!!
*実用性はあまりありません・・・。
違う形状のタイプのものもありますのでお好みのほうをどうぞ(^^)/
一度購入しましたがドレスアップには最高の商品でした!!(←ドレスアップには・・・ね。(笑))
外観メインで飾るようでしたら、そんな見え方はたいして問題ではないのでレプリカで十分だと思いますが、それをサバゲーで楽しく使用するのは難しいという結論に至りました。せめてホロサイトを実物にするとかなり改善されます・・・(笑)
皆さんの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!