M2タイプの決定版?HOLOSUN HS406Aを徹底レビュー!

みなさん、実銃用の人気ドットサイトといわれると、どんなメーカーを想像しますか??
Aimpoint・Eotech・Trijiconなどなど超有名なメーカーが名を連ねますが・・・・・
なにせ、高い。高いです。高すぎます。(笑)

TrijiconのACOGは大体250,000円
Aimpointの有名ドットサイトM2やM4Sドットサイトは150,000円
Eotechのホロサイトは100,000円・・・。

なかなか手を出せるような価格ではありませんよね・・・。
そんな中、本場アメリカでも評価が高く実銃にもよく使われているドットサイトメーカー、HOLOSUN (ホロサン)です。
そのホロサンでも入門編ともいうべき格安モデルが今回ご紹介する「HS403A」です。

安価・実銃対応・有名ブランド・高性能の4拍子揃ったこちらのドットサイトをこれからご紹介いたします。

ホロサンのご紹介はそのほかにもございますのでこちらをご覧ください

もくじ

1.そもそもホロサンとはどんな会社・・??
2.HOLOSUNとレプリカの大きな違い
3.HS403Aのカタログスペック
4.レンズの透明度
5.ゼロイン調整
6.輝度について
7.個人的に感じたデメリット・・
8.総合評価

1.そもそもホロサンとはどんな会社・・??

ホロサンは2013年に創業のかなり最近できた光学機器メーカーです。
50,000時間のバッテリ寿命、ソーラーオプション、レーザーとLED技術、 IR /レーザーユニットのレチクル切替機能など様々な高度な技術を持っており、商品一つ一つにシリアルナンバーがあり、しっかりとしたせいひまた生涯補償が付いています。1年保証だとかそんなのではありません。
買ったその日から生涯保障してくれるというのが衝撃の保証なのです・・・!!

2.レプリカとどこが具体的に違う?

ゼロイン調整したらどんな衝撃でもずれない

レプリカ特有の差が顕著に表れやすいポイントその1。
せっかくゼロイン調整したのに、撃ってたらドット真ん中に飛ばなくなってきた・・ということはありませんか??
要するに撃つ時のリコイルや銃の上げ下げや走ったりなどで生じる振動で微妙にずれてくるのです。
これで実際にサバゲーにおいて生じるあるあるとしては「ゼロインしたドットで敵に向かって撃っているのに全然倒せない?!ゾンビか?!」です。
これ、わりとレプリカドットサイトを使ってる人が特に起きやすい状況です。

透明すぎるレンズなのにドットもくっきり見える

基本的にドットをくっきり見えるようにし、視認性を上げるためにレンズを少し青くしたりします。
また、安価なドットサイトではレンズの質が悪いのでかなり青みがかっていたりします。
しかしホロサンは限りなく透明で非常に使いやすく、覗いた時の不快感がほとんどありません。

炎天下でもギラギラ発光するドット

これもレプリカドットサイトでありがちな「せっかく性能高いのに、最大輝度が弱い・・」
これがありません。屋外の炎天下や雪原でもしっかり視認することができます。

ゼロイン調整幅がとてつもなく広い

実物の良いところは外見だけでなく、性能が第一です。
それは実銃に乗せても使える水準でないと使用してもらえませんし信頼を勝ち取ることができません。
そのため、内部の性能が一番求められるからこそ高性能が約束されています。
レプリカでありがちな「個体差」がほぼありません。安定した品質で確実な性能のものを持つことでゼロイン調整した後はもう安心。
電池がすぐ切れることもなく、ドットの位置がずれることもありません。

3.HS406A カタログスペック

海外の軍隊にもドットサイトを提供している軍事規格の光学機器を製造・販売しているメーカーです。
HS406Aは必要最低限必要な機能だけを搭載することで価格を抑えた、HOLOSUNのチューブ式ドットサイトのエントリーモデルです。
仕様についてですが、レティクルは2MOAで精密射撃に向いている大きさのドットサイトです。
電池寿命は圧巻の50,000時間一度電池を入れれば「あー!前のサバゲーで使ったままで消し忘れてた・・」ということを何度も繰り返して電池を大量消費してしまうなんてことはよくありますが、ここまで寿命が長いとその心配はありません。軍事規格で作るにはかなりの電池寿命がないと実戦でこまめに電池を変える余裕なんてないからです。

日中10段階、夜2段階のレティクル輝度の手動調整が可能動作センサーで自動電源がオンになります。
ゼロイン調整は1クリック0.5MOA移動します。

電池はCR2032電池を使用し、IP67防水/完全防塵機能を備えています。
そのため防水等級から判断しますと、「完全防塵」「30分間の水没に耐えられる防水性能」を有しています。
このレベルですと雨での使用、じゃぶんと水に沈めても大丈夫だということです。

防水等級について

 
等級 定義
0 特に保護されていない
1 鉛直に落下する水滴を受けても有害な影響がない
2 鉛直から15度以内の範囲で落下する水滴を受けても有害な影響がない
3 鉛直から60度以内の範囲で水滴が噴霧状に落下しても有害な影響がない
4 あらゆる方向から水の飛沫を受けても有害な影響がない
5 あらゆる方向から噴流水を受けても有害な影響がない
6 あらゆる方向から強い噴流水を受けても有害な影響がない
7 一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸けても有害な影響がない
8 連続的に水中に置いても有害な影響がない

 

4.レンズの透明度

早速レンズを覗いてみましょう。
裸眼と同じくらいの透明度に驚きました。

非常にレンズの透明度が高く、これはさすが。
ついに初めて100点をつけることができます。

5.ゼロイン調整

ゼロイン調整は非常にスムーズに移動し、全く問題なく、滑らかに動いていました。
非常に細かい動き方をするので精度の高いゼロイン調整をすることができます。

6.輝度について

輝度については申し分ないほど明るく輝き、文句なしで使用することができました。
また、こちらはチューブ型のドットサイトなので屋外の明るさに左右されにくいです。
此方の写真は最大輝度にした場合の写真ですが、鏡筒の中で反射するくらい明るく輝いているのがお判りでしょうか?(笑)

7.個人的に感じたデメリット・・・

・Aimpoint M2とサイズ感が違う・・・??

こちらはAimpoint M2タイプのドットサイトですので購入される方はM2の形を好まれて購入するのではないでしょうか?
そんな方にぜひ先にお伝えしておきたいデメリットは「サイズがでかい」ということです。

Aimpoint M2に形が非常に酷似しているチューブドットサイトですが、M2と比較して一回り大きいです。
そのため装着してみてみるとM2タイプを想像しながら購入した方は少し「コレジャナイ感」が出てしまいます。

参考までにMk18 mod1に装着した場合の写真を載せてみました。
いかがでしょうか?一回り大きいのでなんだか違和感を感じてしまいませんか??
*個人的な意見でもありますので参考程度にしてくださいね!

・ドットのみ (サークルなどなし)

サークルなどはなく、ドットのみです。
また、ドットの大きさが2MOAなので精密射撃には向いていますが素早く構えた場合にサッとドットを視認するのが難しいというところが私は個人的に気になりました。

・ソーラー機能・自動調光機能がない

ソーラー機能や自動調光機能がない為にすべて手動で行う必要があります。
自動調光は屋内のフィールドですと非常に能力を発揮することができます。

8.総合評価

・ドットの輝度 90点
・ゼロイン調整幅 90点
・レンズの透明度 100

・外装 85点 (一回り大きいので個人的には60点)
・コスパ 100点

総合的に評価をしまして、非常にコストパフォーマンスに優れる光学機器だと感じました。
耐久性もホロサンクオリティ・ドットの輝度も十分・レンズの透明度は実物ホロサイトなどと同等の100点とかなりおすすめができます。
ただ、サイズが一回り大きいために外観的に似合うドットサイトが難しいこと、サークルドットなどの機能がないが24,000円すること(HS403Aは同等の機能で18,000円)
こういった点で少しマイナスポイントはありますが、それも踏まえてもかなり高評価であることに変わりはありません(^^)/