非常に多くのHOLOSUN(ホロサン)の光学機器を連続してレビューしてきました。
これまでは「いかに予算とほしい性能を天秤にかけながら選ぶか」という観点から記事を作成してきましたが・・!!
今回は「予算なんて特にナシ!ホロサンの一番いいやつ持ってこい!」と思っている方にピッッタリの内容ですので是非ご覧ください!
さて今回レビューするのは「HOLOSUN HS515CM」という、ホロサンのチューブ型ドットサイトの中で最上級グレードの製品のご紹介です。
もくじ
1.カタログスペック
2.外観・付属品について
3.HOLOSUN HS515CMのレティクルとレンズについて
4.ほかのHOLOSUN製品と機能・性能の比較
5.HOLOSUN HS515CMの総評
6.HOLOSUN HS515CMのデメリット
1.カタログスペック
② 65MOAサークル
③ 2MOAドット+65MOAサークル
・光量自動調整:○
・動作センサー:○
・本体重量:198g
・レンズサイズ:20mm
・素材:アルミ合金、チタン
・防水:IP67
・耐振動:1,000G
・バッテリー寿命:50,000時間
・明るさ調整:12段階

2.外観・付属品について
「クリアフリップアップレンズカバー・ドットサイト本体・トルクスレンチ[取っ手付]・トルクスレンチ[中サイズ]・クリーニングクロス」となっております。
他のホロサン製品と同様高級感のある箱に入っていますが最高級グレードだから普段よりいい箱に入っている・・ということはありませんでした。(笑)
説明書のデザインはこれまでの403シリーズや503シリーズなどの形式とは異なっています。
外観は少し光沢があってほかの機種とはまた違う雰囲気を醸し出しています・・・!!

では、さっそく本体を見てみましょう。
本体は403・503シリーズとは大きく異なり黒色ですが光沢があります。
これまでのホロサンは刻印というかプリントのような形でしたが、今回はへこみの刻印がされています。
他のホロサンは白色で「HOLOSUN」と大きくプリントされているので外観的にメリットでもあり、逆にリアル志向の方にとってはデメリットにもなります
HS515CMは色が入っていないので主張があまり強くなく、リアル志向の方でも満足いただける外観となっております。
かといって光の反射などでチラリと見えるホロサンの刻印がかなり渋くてかっこいいです。

反対側の側面には、輝度調整ボタン・電池ボックスが配置されています。
此方に関しては特筆すべき点はなさそうです。
マウント先端の突起を押すとQDマウントが解除されます。
20mmレールにはめ、QDレバーをググっとひねると・・・!!
こういった機能は工具が必要なくなるのでうれしいですね。
簡単にマウントから着脱ができます。


対物レンズ側はこのようになっております。
キルフラッシュが標準装備され、その上からポリカ?と思わしきフリップアップレンズカバーが付いています。
買った時点で被弾対策も完ぺきとは・・・すごい。
外観は非常にAimpoint T-2に似ていて、いろいろな電動ガンに似合いそうです。
確かに外観は最上級グレードといわれると納得できる出来です。

こちら、実際に対物レンズ側のキルフラッシュとフリップアップレンズカバーを簡単に取り外すことができます。
くるくると回すだけでとれるのですが、こちら1つ欠点があります・・・。


キルフラッシュを外してクリアレンズのフリップアップレンズカバーで運用しよう!と思っている方も多くいらっしゃるかと思いますが・・・
残念ながらそのような使い方はできません。
なぜならフリップアップレンズカバーはキルフラッシュとドットサイト本体の間に設置し、キルフラッシュを回して締めこむことで固定ができます。
要するに、フリップアップレンズカバー単体では無加工で本体に装着することができないということです。
この点はあまりほかのレビューなどでは書かれていませんが、画像で見ると好みのほうのみを使用できると勘違いしがちなデザインですのであえて解説と注意喚起をさせていただきました。

3.HOLOSUN HS515CMのレティクルとレンズについて
実際に覗いてみてやはり安定のホロサンです。
非常に透明度の高いレンズで、裸眼とあまり差を感じないほどのクリアさです。
個人的にはほかのモデルよりもさらに少しきれいになった気がします。気がするだけかもしれません。(笑)
実物T-1サイトと同じくらいクリアだと思います。
あとはT1タイプのサイトなのでレンズ径自体は大きくありませんがすっきりしていて覗きやすいです。
これに関しては人それぞれは好みですので、あまり詳しくは語りません。(笑)
もう少しレンズを見ていきましょう。
文字も鮮明で色も鮮やかに見えていますね。
ピントを頑張って合わせたのですがレティクルが残念ながらぼやけてしまいました・・・。
*実際は非常にきれいでにじみのないレティクルです。
次にキルフラッシュ・フリップアップレンズカバーを装着した状態の写真です。
拡大してみるとキルフラッシュが気になるように見えますが・・・
カメラのレンズで撮影してもここまで目立ちません。
実際にサイティングしても、ほぼキルフラッシュは気にならなくなります。

4.ほかのHOLOSUN製品と機能・性能の比較
HS515CM の性能はこんな感じ
② 65MOAサークル
③ 2MOAドット+65MOAサークル
・光量自動調整:○
・動作センサー:○
HS515についている機能
・自動調光機能
・QDマウント
・サークルドット+シングルドット レティクル
・シングルドット
・キルフラッシュが付いている
・レンズガードが付いている
・QDマウントになっている
HS515CMについていないHOLOSUNの機能
・サークルドットのみのレティクルがない
・そのほか特になし。
5.HOLOSUN HS515CMのデメリット
様々なデメリットを考えてみましたが、本当にありません。
性能・外観・付属品、すべてにおいて文句なしの1流光学機器です。
しかし!!最大のデメリットはやはり「お値段の高さ!!」
46000円~47000円がこちらの商品の価格帯ですが、なんせ高いです。高すぎます。
実物光学機器をお持ちの方や実物Aimpoint M2やT-1、T-2などの光学機器の購入を検討している方にとっては大した金額ではないかもしれませんが、
サバゲー初心者・中級者ではまあ手が出ない高さです。*初級・中級者の表記はあくまで光学機器に投資できる予算の高さを比喩したものです。
次世代電動ガンが買える金額ですからね。
正直言って価格的に、予算いくらかでかなり人を選ぶ製品です・・・。
最後にもう一度「お値段はかなり高い」です。
6.HOLOSUN HS515CMの総評
今回HOLOSUN(ホロサン)のチューブ型では最高級グレードのこちらをレビューしまして、ホロサンのすごさを改めて感じました。
実銃対応で品質も実物光学機器[Aimpointなど]負けず劣らずなのに、価格は実物の半額という部分では非常に素晴らしいと感じました。
上記でも説明しました通り非常に価格としては手が出しにくい高価なドットサイトになりますが、買って後悔は絶対しないなと思える品質です。
非常に透明なレンズ・買ってすぐサバゲーに使えるキルフラッシュ&フリップアップレンズカバー付き・サークルドット・ソーラーパネル・自動調光機能付き・電池ボックス簡単交換・炎天下でも使用可能なドットの明るさ、よい点を挙げだすときりがない位これでもか!というくらい機能をつめこんでいます。
最後に、こちらをお勧めできるか?という質問には、予算4~5万円なら超おすすめ!
1~2万以上出す気が当初なかったという方はノーベルアームズT1、Vector Opticsノーチラスなどをご検討ください。(笑)
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