ここ最近非常に多くのホロサン製品をレビューしてきました・・!!
極力ほぼすべての機能を省略しつつ、ホロサンの製品をお手ごろ価格にしたHS403Aから、
現在のホロサンの機能をすべて集約した最高ランクのドットサイト、HS515CMまで、様々な光学機器をレビューしてきました。
今回はHS403シリーズの知られていないモデル、HS403GLについてレビューします!!

もくじ
1.カタログスペック
2.外観・付属品について
3.HOLOSUN HS403GLのレティクルとレンズについて
4.ほかのHOLOSUN製品と機能・性能の比較
5.HOLOSUN HS403GLの総評
6.HOLOSUN HS403GLのデメリット
1.カタログスペック
機能
シンプルな機能だけを搭載したHOLOSUNのエントリーモデル!
・光量自動調整:×
・動作センサー:○
物理データ
・本体重量:122g
・レンズサイズ:20mm
・素材:6000系アルミ合金
・防水:IP67
・耐振動:1,000G
バッテリー情報
・バッテリー:CR2032
・バッテリー寿命:50,000時間
・明るさ調整:12段階
付属品
・ハイマウント:○
・キルフラッシュ:×
・レンズガード:×
・英語説明書:○
・日本語説明書:○(PDF)※マウントは20mm標準的なレイルに取り付けることが出来ます。
(ウィーバー/ピカティニーレイル等)※一般的なT1マウントと互換がありません。
同機能で互換があるモデルをお探しの場合はHS403Bをご検討ください。
2.外観・付属品について
毎度のことですがいい箱に入っています。(笑)
HOLOSUN(ホロサン)は箱からして高級感を与えてくれるのでいいですよね~。
外側にパッケージの紙があり、外すとハードケースに入っています。
HS403A、HS403B、HS403Cと同様にドットサイトのレンズ径は23~24mmと小型でT1ドットサイトと形状も大きさも同じです。
ほとんどのホロサンが製造・販売しているドットサイトはT1タイプなのでまずこの形状を好きになれるかが大きなポイントです。

HS403シリーズで、403Aは最も省略化されたモデル、403Bは電池トレーが搭載され電池交換が簡単になったモデル、403Cは自動調光機能・電池トレーが搭載された403の中では最上位モデル。
今回はその403シリーズの中でも番外編、電池トレーではなくT1のように電池トレーが側面に搭載され工具が一切必要なくなりました。
さて、ここから違いをどんどん解説・・・かと思いきや、403GLはその点のみしか変更点がありません・・・。(笑)

反対側はこのようになっております。
こちら側はほかのモデルと全く同じ外観でシリアルの刻印、HOLOSUNの刻印が入っています。

上部はこのようになっていおります。
輝度調整ボタンは上部にあり、横から眺めた場合の外観を損なわないデザインになっています。
自動調光機能やソーラーパネルなどは搭載されていません。
対物レンズ側はこのような感じで外観的に非常に鮮やかなルビーコートですね。
この価格[24,400円]でこのクオリティはすごいですよね。
ここ最近、実物 Aimpoint COMP M5という光学機器を購入したのですがなんとお値段・・・150,000円!!!(笑)
ホンモノ、モノホンです。実物Aimpointのドットサイトとレンズの透明度など比較してみた結果もこの後ご紹介します・・・!!

あともう1点ですが、対物レンズ・接眼レンズ両方ともねじ切りなどがされていません。
その為、フリップアップ系統かはめ込む式などでないと被弾対策ができませんのでその点ご注意ください!!
3.HOLOSUN HS403GLのレティクルとレンズについて
対物レンズ側は403A、403B、403Cと同様できれいなルビーコートです。
レンズの透明度はモデルによって特に違いはなさそうです。
これも毎度のことで繰り返しになりますが、対物レンズは斜めについていますが不良品ではありませんのであしからず。
*これほどまでに何度も何度もお伝えする理由は、必ず不具合の返品として「レンズが斜めになっている」という理由での返品があるからです・・。(笑)
実際に覗いてみましたが、いかがでしょうか??
非常にきれいで鮮明度が高いです。
また青みがかっているようなこともなく、かなり品質が高いです。
ホロサンの最大のデメリットは「ホロサンという刻印がリアル志向の場合邪魔になる」ということです。
非常に性能が高く実用性も抜群ですが、アメリカ軍などで使用されている例はなく、民間での使用がほとんどを占めています。

そのため、M4で米軍仕様の装備をしている方はドットサイトなども使用例があるか、実物のEotechやAimpointなどのメーカーの光学機器、またはその刻印が入ったレプリカなどを使用したほうが外観だけを考えるとリアリティが高いです。*あくまで筆者の意見です。
ドットの輝度は12段階で屋外でも余裕で使用できるレベルまで明るくなるので実用性に関する心配は皆無です。

4.ほかのHOLOSUN製品と機能・性能の比較
HS403GLの性能はこんな感じ
・光量自動調整:○
・動作センサー:×
HS403A・HS403B・HS403CにはないがHS403GLについている機能
・電池ボックスが電池トレイになっており側面に搭載されている。
工具不要で簡単に交換できる。
外観がほかのモデルよりT-1に近い
HS403GLについていないHOLOSUNの機能
・動作センサーがない
・サークルドットがない
・キルフラッシュがない
・レンズガードがない
・QDマウントがない
・ソーラーパネルが搭載されていない
・自動輝度調整機能が付いていない
5.HOLOSUN HS403GLの総評
今回レビューして、こちらをお勧めできるかは
「HOLOSUNの機能をほぼすべて排除して格安[18,000円程度]にしたモデルがhs403a」
「HOLOSUNの機能をほぼすべて排除しつつも電池交換をスムーズにして少し価格が上がった[20,000円程度]ものがHS403B」
「HOLOSUNの機能を多少搭載しつつ、電池交換をスムーズにしてさらに少し価格が上がった[24,000円程度]ものがHS403C」
「HOLOSUNの機能をほぼすべて排除しつつも電池交換をさらに工具不要でスムーズに交換できるようにして少し価格が上がった[24,000円程度]ものがHS403GL」
選ぶ基準は「予算」と「求めるスペック」の兼ね合いだと思います。
HS403Bとほぼ同じ性能・機能ですが唯一の違いは「電池の交換位置と外観」です。
HS403Bは電池をスムーズに交換できるようにしていますが、トルクスレンチが必要です。また、電池トレイを引き出すためにマイナス系の工具がないと電池トレイを傷つけてしまう恐れがあります。
それに対してHS403GLは電池交換は側面の丸い部分を手でくるくると回すだけで電池を交換することができ、工具も一切いりませんし本体を傷つける恐れもありません。
レンズの透明度・耐久性に関してはHOLOSUN(ホロサン)なので自信を持ってお勧めできますし、個体差もほとんどありません。
また、ホロサン販売代理店である「つぼみストア」さんで購入した場合は購入後不具合が起きても対応してくれるので買ったけど壊れて無駄になったということがない、ということが確約されているので非常に価値があると思います。