マ○ク堺さんも絶賛?! ホロサンの代表的ドットサイト HS503Cをレビュー!

初心者
最近のレビューでホロサンのドットサイトが増えてきましたね!
どろぬま編集部
ホロサンの性能はかなり安定していてすごいよ!
初心者
すごいです!すごいんですけど、2MOAのドットが小さくて、、なんかホロサイトみたいなドットのやつないんですか??
どろぬま編集部
なるほどね・・では今回はホロサンでなおかつサークルドットなドットサイトを紹介します!!

これまでホロサンの製品を順次レビューしてきましたが、今回はホロサン4つ目のレビューになります。
まだ手を出しやすい価格に抑えながらも、自動調光機能、サークルドット、簡単な電池交換を可能にした構造、透明なレンズ、輝くドット、全体的に非常に素晴らしい性能を有しています。
ホロサンのなかでも、もっとも有名ともいうべき「HS503C」を今回レビューします!!

もくじ

1.外観と付属品について
2.レンズの透明度
3.ゼロイン調整
4.輝度について
5.HS503C のここがダメ!
6.総合評価

1.機能と外観・付属品について

付属品は本体・ハイマウント・ローマウント・トルクスレンチ・説明書になります。

T-1に非常に似た外観をしていますが実物と大きく異なる点は電池の収納場所です。
実物T-1は本体側面にバッテリーボックスに格納するのに対し、こちらのHS503Cは本体下部のバッテリートレイを引き出すことで電池交換が可能です。

T-1と比較しますと、T-1の場合本体側面のバッテリーボックスに電池を格納するのに対し、本体下部に搭載することで、サイティングした場合の視野を邪魔する部分がなくなることで視界を広くとることができます。
本体はハイマウントを搭載した状態で箱に入っており、ローマウントが付属しています。

・2MOAドット&65MOA サークル

此方のドットサイトはドットモード・サークルドットモードの二種類の機能があります。
そのため、精密に狙いたい場合はドットモードで使用し、近距離を想定しとっさの素早いサイティングでも簡単に視認できるようにしたいならサークルドットモードに切り替えるなど、用途に応じた使い方ができるようになっています。

・2種類の電気供給機能 ソーラー&電池(CR2032)

ソーラーパネルを搭載しているため、電池で給電しつつ、ソーラーでも給電するため非常に長い時間使用することができます。
ただし、ソーラーのみでの点灯はできませんのでその点ご注意ください。

・自動調光モード・マニュアルモード

自分で好きな輝度にプラスマイナスで調整するマニュアルモードとその場の明るさに応じて自動で輝度が変化する自動調光モードの2種類の機能を備えています。
インドアフィールドなどでは自動調光機能が便利ですが、狙う方向が明るいが今いる環境は暗い場合などは使用が難しくなります。
アウトドアフィールドではマニュアルモードが便利ですが、急に屋内にはいった場合などは輝度がまぶしすぎて手動で下げる必要があります。

・輝度記憶機能

マニュアルモードながらも自分の好みの明るさを設定すると次回から電源を入れた瞬間に設定した輝度にワンタッチで点けることができます。

・50,000時間のドット点灯・20,000時間もサークルドット点灯

電池一つで非常に長持ちします。ドットの状態だとおよそ50,000時間、サークルドット状態でも20,000時間使用することができます!
一度電池を入れてしまえば電池がなくなる心配する必要がありません。

・防水機能

HOLOSUN HS503Cの防水性能は「IP67」です。
IP67というと・・・・

IPとは、国際電気標準会議(IEC)の定める保護等級。IPの後が人体と固形物に対する等級を、その後ろが水の侵入に対する等級を表します。すなわち、IP67とは、6等級の防塵性能と、7等級の防水性能を持つという意味です。

第一記号に関して「人体及び固形物に対する保護」 ※防塵性能について
数字 種類 説明
0 無保護 特に保護はされていない状態
1 50mmより大きい固形物に対する保護 直径50mmを超える固形物や人体の手足などが内部に侵入しない
2 12.5mmより大きい固形物に対する保護 直径12.5mmを超える固形物や人体の指先、または80mm以下の体の一部などが内部に侵入しない
3 2.5mmより大きい固形物に対する保護 直径または厚さが2.5mmを超える固形物が内部に侵入しない
4 1.0mmより大きい固形物に対する保護 直径または厚さが1.0mmを超える固形物が内部に侵入しない
5 防塵形 粉塵が内部に侵入することを防止する。少量の粉塵が侵入しても、動作に支障をきたさない
6 耐塵形 粉塵が内部に侵入しない
第二記号に関して「水の侵入に対する保護」 ※防水性能について
数字 種類 説明
0 無保護 特に保護はされていない状態
1 滴下する水に対する保護 鉛直(重力の働く方向)に落下する水滴を受けても、有害な影響がない
2 15°傾斜したときに落下する水に対する保護 対象物が正常な取り付け位置から15°以内の向きで傾いているとき、鉛直に落下する水滴を受けても有害な影響がない
3 噴霧水に対する保護 鉛直から60°以内の範囲で水滴が噴霧状に落下しても有害な影響がない
4 飛沫に対する保護 すべての方向からの水の飛沫を受けても有害な影響がない
5 噴流水に対する保護 すべての方向からいきおいのある水流を直接当てても有害な影響がない
6 波浪に対する保護 波浪、またはすべての方向から強いいきおいの水流を受けても有害な影響がない
7 水中への浸漬に対する保護 一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸かっても有害な影響がない
8 水没に対する保護 連続的に水中に置いても有害な影響がない。水没の条件については製造者が規定する。原則的に密閉構造であること

2.レンズの透明度

レンズの透明度は文句なしで、ほぼ透明です。
裸眼で見た景色と変わらないレベルで非常に素晴らしいと思います。
30,000円という価格でこの透明度はすごいなと感じます。

次にサークルドットを見ていきましょう。
こちらは輝度9~10段階目ですが、非常に透明なレンズの中にきれいなサークルドットが投影されており、覗いただけでかなりの満足感を感じることができます。
サークルドットがあることで素早いサイティングでもレティクルを見失うことはまずありません。

こちらの写真はサークルドットからシングルドットに切り替えたものになります。
2MOAは小さめのドットなので精密射撃に非常に向いていますが、一方で素早いサイティング時に赤色のドットが小さい為に景色に一瞬同化してしまいやすいです。この点に関しては人それぞれ好みの問題なので、二種類のレティクルを選ぶことができるのは選択肢が広がるのでとてもいいですね。

3.ゼロイン調整

ゼロイン調整に関してはこちらも文句のつけようがありません。
上下左右滑らかに動き、全く問題ありません。

ハイマウント・ローマウントが付属しておりますので頬付け時の覗きやすさや、外見の好みで変えることができます。
ゼロイン調整幅が広いのでハイマウントでも調整幅が足りないということはありません。

4.輝度について

此方の写真は輝度最大にした場合のレンズです。
周りも光るほどの明るい輝度なので、炎天下の屋外でもばっっちり、くっきり視認することができます。
さすがHOLOSUN、炎天下屋外使用可能レベルではなく、余裕で使えます。

5.HS503C のここがダメ!

・被弾対策をすること!
・QDマウントではない
・やっぱりでも値段が高い

このぐらいしか思いつきません。(笑)
そのぐらいに高性能なドットサイトだといえます。

6.総合評価

・ドットの輝度 100
・ゼロイン調整幅 95
・レンズの透明度 100

・外装 80点【軍隊使用例が少ないので好みによります】
・コスパ 90