これまで様々なドットサイトをレビューしてきましたが、高額なものが多くて初心者の方やサバゲーをこれから始めようと思っている方は買えなくて物足りない・・・。
そんなサバゲー初心者の方は必見!!
Amazonでなんと、なんと送料込み2,000円という衝撃の価格のドットサイトを見つけました・・・。
これはおそらく、チューブ型ドットサイト史上最も安いドットサイトなのではないでしょうか・・??
しかし、安物買いの銭失いになるんじゃないのか??
サバゲーで使える程度の性能はあるのか?コスパは高いのか?
こういったことを徹底的にレビューして比較していきます!!!
ぜひ安いドットサイトがほしい!という方は特にご覧ください(^^)/
もくじ
1.外箱・付属品などについて
2.IRON JIA’S ドットサイトの外観について
3.IRON JIA’S ドットサイトのレンズについて
4.IRON JIA’S ドットサイトのドットについて
5.実際に実物光学機器と比較してみた
6.総合評価&オススメ度
1.外箱・付属品などについて
まずは外箱から見ていきましょう。
安価ドットサイトの外箱名物「使いまわし感マックスの箱。」
しかしこれは使いまわしどころではなく、ただの箱、です。(笑)
驚くほど普通の100均にもありそうなレベルの外箱です。
箱で味わえるわくわく感はないですね・・・
何にも書いていないのかと思って裏面を見てみると・・・

あ、張ってありました!(笑)
テキトーにとりあえずべたっと張られたシール。
なるほど、2,000円になればこんな箱なのか・・・!!
でも箱なんてどうでもいい!大事なのはドットサイト本体だ!ということで箱の解説はこのぐらいにしておきましょう。
箱の中身を出してみましょう。
中身は順番に「ドットサイト本体」「クリーニングクロス」「ラバーレンズキャップ」「外箱」「英語説明書」「サンキューという謎のメッセージカード(笑)」
という内容物です。
- 耐久性のあるすべての金属工事
- ウィンデージと調整可能な標高(ツールが含まれています)
- 4パターンでレッドとグリーンのレチクル
- 調整可能なレチクルの明るさ
- 軽量、防水、および耐震性 *商品ページより引用
小さい箱の中に凝縮して詰まっていました。
特に足りないものなどもなく、2,000円とは思えませんね。
「サンキューという謎のメッセージカード」についてはこの後説明します。(笑)んん?!なんだこれは!!(笑)
明らかに日本のことを詳しくなさそうな人が日本のイメージを詰め込んだような絵!
明らかに日本人が作ったとは思えないイラスト・・・・??
そして「サンキュー」という謎の感謝の言葉。
これはいったい・・・??
裏面を見てみると・・・

ええ、日本人の方が作った紙でないのは確定ですね。(笑)
高評価してくださいね!ということと、わからないことがあれば連絡してきてくださいというメッセージが。
ドットサイトのことで何かわからないことがあればこちらに連絡すると協力してくださるということでしょうか・・??
これはアフターフォローもついている!とはちょっと断定しにくいので言いません。(笑)
次にドットサイト本体側面を見ていきましょう。
Aimpoint T-1と同じようにバッテリーはこのボックスをくるくると回すことで開け、CR2032電池を1個使用します。
外観で不満を感じることは特にありませんでしたが、刻印がないのはかなりさみしいですね。
ドットサイト本体下部はこのようになっています。
いたってシンプルな20mmレールで、六角レンチを使用して締めこむことで固定することができます。
さて外観最後にドットサイト本他上部を見ていきましょう。
ゼロイン調整ねじは小さめのマイナスドライバーで調整が可能です。
矢印も書いてあるのでわかりやすくて調整しやすそうなゼロイン用調整ねじです。
ドットサイトの輝度は全部で1~5の5段階。
赤色と緑色の二種類の点灯が可能です。
少し重めの輝度ダイヤルですがクリック感がありわかりやすいです。
3.IRON JIA’S ドットサイトのレンズについて
まずは対物レンズから見ていきましょう。
対物レンズは鏡のようにきれいに反射してしまいます。
ルビーコートにはそれなりのお金がかかるようで、安価なドットサイトは銀色のレンズであることが多いです。
此方は少し奥まった位置にレンズがあり、取り外し不可能な感じではめ込んであります。
外観はAimpoint T-1を模したつくりで非常にそっくりな外観です。
刻印などは一切なく、とにかくレプリカの中でも究極的に機能や刻印などを排除して安価に抑えたモデルです。

レンズの透明度について検証してみましたがやはり「暗い」です。
ワンランク暗くなるので屋内だとかなり暗くなって使いにくそうです。
この辺はやはり安っぽさを感じる部分ですね。
白い壁に向けた場合はこんな感じです。
少し暗めのレンズを使用しているせいか暗く感じますね。
ドットサイトの形状はAimpoint T-1にそっくりなので外観による視認性への影響は特になく見やすいです。
4.IRON JIA’S ドットサイトのドットについて
それでは実際に点灯させて覗いてみましょう。
ドットは歪みやにじみも特筆すべきほどなく、よくできているなといった印象でした。
こちらが緑色の最大輝度(5段階目)です。
しっかり映っていて2,000円の価値はあるな~と思うのと同時に、これは明るい屋外では使えないな~と感じました。
この輝度が最大なわけですからインドアなら問題ありませんが屋外や、晴れ時の屋外フィールドなんかは輝度が低く、視認がしづらくて難しいと思います。
次にこちらが赤色のドットで、輝度最大(こちらも同じく5段階目)を点灯させた場合のレティクル表示です。
ポイントは「少し視界が暗くなる」「ドットの輝度がかなり物足りない」といった点でしょうか。複数枚写真を撮ってみましたがやはりレンズの暗さは目立ちます。
いくら価格が安くても、実際にサバゲーなどで使う際は特に外的要因が大きく影響するので、そういった外的要因に極力影響されない、されても問題のないレベルのドットサイトを少し高くても選ぶ必要があります。
実際に知り合いで2,000~3,000円のドットサイトをいろいろ買って試行錯誤したりイライラしながら頑張って使ってましたが、さすがに無理だといっていおとなしくノーベルアームズT1(価格1万3,000円程度)を購入していました。要するに実用性がなければ安くても意味がないのです。
*サバゲーやシューティングではなくただ外見がかっこよくなる目的で購入される方でしたら問題なしです!


5.実際に実物光学機器と比較してみた
AIMPOINT COMP M5 と比較してみました。
(150,000円)
レンズの透明度がはるかに違う
写真だとそこまで大きな差を感じないかもしれませんが実際に覗き比べてみると一目瞭然。
この写真でも差があるなと感じた方は実際に見てみるとさらに大きな差を感じると思います。
かなりズームしてみました。
写真によってあまり差を感じないものもあるかもしれませんが少々の蛍光灯など明るさなどの影響でそうなることがあります。
差はあるとはいえ、2,000円という超破格なドットサイトなわけですから文句は言えませんね。
むしろここまで頑張っていることに拍手と、これを組み立てている人たちはお金をもらっているのだろうか・・・ってくらい安いということです。
最大輝度が比べ物にならないくらい違う
最大輝度が適正輝度に近いレベルですので屋外だとかなり難しそうな気がします。
これがレプリカと実物で瞬間的にわかるほどの大きな差を生むポイントです。
実物レベルのものは部屋の中で見たらまぶしすぎるというレベルで光ります。
今回のドットサイトは屋内の部屋で見て「あ、適正輝度かな?」というレベルでしたのでかなり心配です・・・。
ゼロイン調整幅が少し狭い
実際今回の個体の調整幅は少しシビアでした。
ただ、前回記事でご紹介した「M2タイプ Pinty(ピンディー)ドットサイト」と比較すると多少こちらの商品のほうが幅が広く感じました。
電池の持ちが比べ物にならない
電池の持ちがかなり悪いです。
実物は新品電池御入れると50,000時間点けっぱなしにできます。
此方に関しては数日放置していたらなくなっています。
電池効率がものすごく悪いですね・・・。
ただ、これはこのドットサイトに限った話ではなく、レプリカドットサイトであれば同様です。
6.総合評価&オススメ度

今回のこのドットサイトを評価してみました。
最低限の性能の持ちつつ、価格は階級の安価な価格というところには非常に好感が持てる反面、実用性がどうかといわれるとそこに大きなクエスチョンマークが浮かんでしまいます。
コスパに関しては満点をつけさせていただきました。
お勧めできるか・・・といわれると「あまりお勧めはできない」という答えになります。
初心者やサバゲー始めた手だという方には非常にお勧めできる商品ですが中級者、ちょっとサバゲーにのめりこんできている方にとってはかなり不満を感じるポイントが多くお勧めはできません。