価格破壊?! M2タイプ Pinty(ピンディー)ドットサイトを徹底レビュー!

ここ最近は比較的高い価格帯のものをレビューしてきましたが今回は超格安系のドットサイトをレビューします!!
M2タイプのドットサイトで、評価は43件で36件が星4以上という高評価・・・。

本当に評価のとおりにいい商品なのか??
実際に購入してレビューしていきます!!

もくじ

1.外箱・付属品などについて
2.Pinty 4MOA ドットサイト 赤/緑 ダットサイトの外観について
3.Pinty 4MOA ドットサイト 赤/緑 ダットサイトのレンズについて
4.Pinty 4MOA ドットサイト 赤/緑 ダットサイトのドットについて
5.実際に実物光学機器と比較してみた

6.総合評価&オススメ度

1.外箱・付属品などについて

まずは外箱・付属品を見ていきましょう。
外箱に印字されているのはまさかの「RED DOT SCOPE」。(笑)

汎用性が高い、よくある箱です。
おそらく専用の箱などではなく中華ドットサイトあるあるの箱です。
内容物を順番に説明していきます。

ドットサイト本体・日本語の説明書・ボタン電池(CR2032)・クリーニングクロスという至ってシンプルな感じです。
日本語の説明書があるのはすごいですね。

2.Pinty 4MOA ドットサイト 赤/緑 ダットサイトの外観について

では外観を見ていきましょう。
外観はよくある「Aimpoint COMP M2」タイプのドットサイトです。

  • 【仕様】サイズ: 120x65x70mm
  •   重量: 308g 素材:金属製(耐水性と耐衝撃性があり)
  •   倍率:1 x 
  •   対物レンズ径:30mm 
  •   対応レール幅:20mm 
  •   レティクル:赤・緑 
  •   ドットの大きさ:4MOA
  • 【便利な設計】視差を補正し、アイレリーフは無制限。標準的な台座用のビルトインマウント(統合レール)、外したサイトをリマウントする際にリゼロする必要がありません。
  • 【性能が高いレンズ】30ミリレフレックスレンズ口径のチューブレスデザインにより広い視界が得られ、通常の射撃だけでなく動いているターゲットに対する素早い射撃に適しています。
  • 【仕様】サイズ: 120x65x70mm 重量: 308g 素材:金属製(耐水性と耐衝撃性があり)
  • 【品質保証】製品に御不満がある場合、1ヶ月以内に弊社に御連絡して、返金または交換等の御対応を行います。

こういった説明があります。
製品に御不満がある場合、1ヶ月以内に弊社に御連絡して、返金または交換等の対応をしてくれるという記載が・・!!
これは本当なのでしょうか・・。(笑)

外観は金属製ですが、少し安っぽい感じがしないでもないですね。

なによりすごいなと思ったのがこの説明書です。
1.スコープを装着する
2.スコープのゼロイン
3.電池の交換
4.メンテナンス
という項目があり、各項目ごとに非常に詳しく使用方法などが説明されています。
わざわざ2980円のドットサイトにここまで用意してくれるのは素晴らしいですね・・・!!

では早速外観を見ていきましょう。
外観はCOMP M2タイプで様々な光学機器に似合います。

なのですが・・・PINTYの刻印がわたくし個人的にはいらないです。(笑)
有名なメーカーでないのでにガッツリ刻印を入れてこられると外観的にもなんだかう~んって感じです・・。
それなら清々しくAIMPOINT刻印まで丸パクリのようなレプリカドットサイトのほうが外観的に満足できます・・(笑)

後ろ側はこのようになっています。
形状は完全にCOMP M2ですね。
電池はCR2032電池、輝度は5段階、赤色と緑色で点灯するようです。

前後にフリップアップのレンズカバーが付いているのはうれしいですね。

電池ボックスはこんな感じ。
いたってシンプルな構造です。
くるくると回転させながら外すような形です。

マウントは六角で簡単に取り外してほかのマウントに変えることも可能です。

3.Pinty 4MOA ドットサイト 赤/緑 ダットサイトのレンズについて

レンズはルビーコートではありません。
完全に鏡面反射のような感じでレンズはシルバーです。
シルバーのレンズがかなり奥まった位置にあり、何層かのレンズを通すような形です。

100%きれいに反射して鏡のような感じ。

接眼レンズ側を見ていきましょう。
接眼レンズは逆光の際にかなりみにくくなります。

この写真でもわかりますように、撮影に使用したiPhoneをしっかり反射して映り込んでしまっています。
逆光時にサバゲーで使うのは少し難しいかもしれません・・・。

4.Pinty 4MOA ドットサイト 赤/緑 ダットサイトのドットについて

では実際にドットを点灯させてみましょう。
輝度は1~5段階で、赤色と緑色二種類の切り替えができます。

安物ドットサイトのあるあるでレッド/グリーンの二種類に切り替えできるものは「輝度が同じでもばらつきがある」ことが多いです。
赤の5段階目は使えるけど緑の5段階目は暗くて使い物にならない・・。ということが良くあります。

それについても検証してみましたが、この商品はどちらも輝度は一定で使用できる程度の輝度はありました。
ただ炎天下の屋外だったりするとかなり物足りない感じがします。

ドットのサイズは少し大きめななので視認しやすく、初心者にもお勧めできそうなドットサイトですね。
少しハイマウントになっているのでどの銃でも対応しやすく、覗きやすいデザインです。

先ほどお伝えした通り接眼レンズ側の反射が気になりますが・・・
3000円という価格でここまでのクオリティなのは素晴らしいですね・・・!!

実際にブースター越しにレンズを覗いてみましたが、少し暗いです。
鮮明度も若干落ちてはいますが価格を考えると妥当で、むしろコスパに優れています。

最大のマイナス要素・・ゼロイン調整幅がかなり狭い。

ブースター越しに調整幅を確認しましたがかなり狭いです。
これは銃によっては調整幅だけでは足りず、スペーサーなどをかませたりして調整する場面もありうるのでは…という感じでした。

ただアマゾンのレビューでは調整できたという声もあるので個体差かな?と思いますがこの個体はかなり狭く感じました。

5.実際に実物光学機器と比較してみた

AIMPOINT COMP M5 と比較してみました。
(150,000円)

レンズの明るさがかなり違う

上が今回のドットサイト
下が実物ドットサイトです。

明らかにレンズの明るさに差があります。
薄暗く見えているのに対し、実物は裸眼と同じ見え方でかなり明るく見えます。

輝度が比べ物にならないくらい違う

輝度マックスにした場合の比較です。
上がこのドットサイト
下が実物ドットサイトです。

これに関してはもう圧倒的というか、誰が見ても差を感じるレベルです。
このドットサイトに関しては常に輝度5段階目を使用する形になります。
理由としては5段階目でようやく使用できるレベルの輝度だから、ですね・・・

おそらくこの輝度では晴れの日の屋外は難しいかもしれません。
*視認できるが薄く、ぱっと素早くサイティングするのが難しそう

電池の持ちが圧倒的に違う

電池の持ちがかなり悪いです。
実物は新品電池御入れると50,000時間点けっぱなしにできます。

此方に関しては数日放置していたらなくなっています。
電池効率がものすごく悪いですね・・・。

ただこれはこのドットサイトに限った話ではなく、レプリカドットサイトであれば同様です。

ゼロイン調整幅が圧倒的に違う

先ほども説明Dしましたがレプリカ格安ドットサイトはゼロイン調整幅が狭いことが多く、また個体差が大きいにもかかわらず調整幅が利かないという理由で返品はなかなかできません。
それに対して実物は個体差が非常に小さく、調整幅はもちろん広く、万が一のことがあっても保証してくれます。

個々の差は非常に大きいですね。
まさに「安物買いの銭失い」になることが多々あります。

6.総合評価&オススメ度

オススメ度 ★★★☆☆
(初心者の方の場合は ★★★★☆)

今回レビューして感じたのはこの価格でかなり頑張っているなという点です。
3000円というと初心者がとりあえず買ってみるという場合にも選べる価格ですし、外観もそこまで悪くないのでお勧めはしやすいです。

ただ、ゼロイン調整幅がかなり狭かった点、レンズがちょっと暗い点、輝度マックスが物足りない点など、上を見るときりがありませんが気になる点も多くありました。
お勧めできるかどうかはまず「予算がいくらなのか」「どういう目的で使うのか」「どのくらいの性能がほしいのか」こういった点を天秤にかけながら決めていくことが必要です。
今回はその中で予算に全振りしたようなドットサイトでしょうか。(笑)

今回からグラフ評価するコーナーを始めました!
素早く、瞬間的に評価がわかるようにという目的で試験導入開始しています♪