T-1タイプ?ROMEO5タイプ? Vecor Optics harpy(ハーピー)を徹底レビュー!!

ここ最近少し話題になっているドットサイトをご存知でしょうか・・・??
価格は日本販売価格予定は14400円(税込)。
外観はT-1タイプ、ナイトビジョンモード搭載&ボタン式輝度調整のドットサイトです。

10000円代のドットサイトは現在様々あり、例えば
「ノーベルアームズ T-1ドットサイト」
「ノーベルアームズ ACCURA」
「holosun HS403A」

などなど一万円台のドットサイト市場は非常に数が多く、また一番購入される割合が高い価格帯です。
そんな中でミリタリーショップ「41PX」さんのツイッターで宣伝されていて多くのRT・いいねを得ているのは、
今回レビューするドットサイト「Vector Optics harpy(ハーピー)」。

Vector Opticsの新製品、「ハーピー」。
T-1にも似た、またSIG ROMEO5にも似た形状でいろいろな銃に似合います。
お値段14400円ですが本当にその価格帯の価値はあるのか?
徹底的にレビューしていきます!!

もくじ

1.カタログスペック
2.外観・付属品について
3.Vector Optics harpyのレティクルとレンズについて
4.ほかの光学機器との機能・性能の比較
5.Vector Optics harpyの総評
6.Vector Optics harpyのデメリット

1.カタログスペック

VECTOR OPTICS Harpy 1x22 レッドドットサイト|tac-zombiegear

・倍率:等倍・対物レンズ径:22mm
・アイリリーフ:なし
・光学コーティング:マルチコーティング
・全長:67mm
・ライザーマウントベース長:48mm
・ローマウントベース長:51mm
・ライザーマウントの高さ:18mm
・幅:40mm
・重量:150グラム
・クリック値:1MOA
・レティクル:7段階(1段階目はナイトビジョン対応)
・ドットサイズ:3MOA
・エレベーション範囲:±80 MOA
・ウィンデージ範囲:±80 MOA
・バッテリー:CR2032

・耐衝撃性、耐水性および耐候性
・耐久性の高いブラックマット仕上げ・金属

・最新設計の回路基板により、新品電池で使用時間2万時間を実現!!らしいです。。
(ほんとかな・・・??(笑)

2.外観・付属品について

まずは付属品の説明です。
「ドットサイト本体・外箱・英語の説明書・正規代理店購入の保証書・クリーニングクロス・保護ラバーキャップ」が付属します。
満足保証書というのは正規代理店である「つぼみストア」で購入した商品に限ろついてくる保証書です。

驚愕の保証とは、購入後90日間以内であればどんな理由でも返品することができるということ・・・。
買ったけどなんか外観が気に入らない・性能にあまり満足できなかった、などなど基本的にどんな理由でも返品を受け付けてくれるという最高の保証です。

この保証があるととり預かってみてあんまりだったら返品しようという人がいても対応してくれるという恐ろしい保証内容なのでよくそんな対応してくれるな・・・というのが率直な感想です。

今回の外箱も汎用性のある箱ではなく、こちらのドットサイト専用の外箱です
ドットサイトの箱はスタイリッシュでいいですね。

さて、次に外観を見ていきましょう。
上部はこのようになっております。

このドットサイトで特徴的なのはこの斜めのフォルムに切れ込みが入ったデザインです。
沢山あるT-1タイプのドットサイトが多い中で、少し独特のフォルムで外観的に差をつけることができます。
なんだか、SIG SAUSER社のROMEO5に似ている気がします・・・!!(笑)

多分デザイナーも意識されたのではないでしょうか。
輝度調整は上部のボタンででき、輝度は7段階調整が可能です。

まず電源を入れる際はマイナスボタンかプラスボタンを一回推すことで起動できます。
こちら、ベクターオプティクスは軍用の申請はしていませんが実銃対応光学機器ですので実銃で使用することができるようです。(*実銃で試したことがないので未知数ですが・・(笑)
プラスボタンを長押しで電源を切ることができます。

接眼レンズ側はこのようになっています。
QDレバーが付いておりワンタッチで着脱が可能です。

接眼レンズは反射しにくくなっていていいですね。
マウントはT-1と同じ4か所にねじ止めするような形です。
Vector Opticsの刻印がでかでかと入っておりかなり主張が激しいですよね、ベクターオプティクスは・・・(笑)

次に対物レンズ側はこのようになっております。
レンズはきれいなルビーコーティングでそれなりに高い評価をすることができます。

コンパクトながら角ばっていてこのデザインが好きな人にはお勧めしやすいですね。
手前に見えるのは電池ボックススペースで、CR2032をはめ込むことができます。

3.Vector Optics harpyのレティクルとレンズについて

こちらのドットサイトのレティクルは「シングルドット」です。
形状は「丸形
ドットの大きさは「3MOA」です。

3MOAは素早いサイティングでも見失いにくく、使いやすいほうなので初心者の方でもお勧めしやすいです。
覗いてみて感じた感想を申しますと「ふつう」です。(笑)
可もなく不可もなく・・といった感じです。

14000円という価格帯は2000円から存在するドットサイトのことを踏まえると「良いドットサイトがほしい」という方が購入される価格帯なのではないでしょうか?
そんな少し目の肥えた皆様を納得させるほどの性能を感じることはできませんでした。
輝度は7段階と少なめですが特に使用するうえでは問題ありません。

写真ではなかなか判断しづらい部分ですが、順番にご説明していきます。
「レンズの透明度」青みは特になく透明なほうです。
「レンズの鮮明度」悪くありませんが感動するほどではありませんでした。
「ドットの輝度」明るいですし屋外使用全然問題ないレベルですが7段階というところがマイナス。また、輝度を上げていくとドットの形が少し歪んでいるようにも見えました。

4.ほかの光学機器との機能・性能の比較

さて、実際に最高級クラスのドットサイトと比較してみましょう。
最高クラスのドットサイトと比較して・・・・

輝度  ★★★☆☆
ドット ★★★☆☆
透明度 ★★★★☆

全体的に悪くないですが、価格を考えるとあまり妥当かなという程度の品質でした。
ドットも明るいですが実物と今回比較しましたがかなり差がありました。

屋外でもちろん使用はできますがギラギラというほどではありません。
ドットの形が綺麗な点ではなく、少し潰れているような感じがしました。

比較光学機器 実物 Aimpoint COMP M5 ドットサイト (価格 ¥158,000)

5.Vector Optics harpyの総評

こちらの商品は良くも悪くも「安定していて普通」なドットサイトです。
性能的には悪くはないのですがなんせ価格がお高いです。

これを購入するなら「Vector Optics ノーチラス」のほうがお勧めできます。(笑)
価格も9800円で性能もかなり近く、コスパが非常に高いです。

新発売ドットサイト!Vector Optics ノーチラスを日本最速レビュー!

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2018.05.18

 

あとは同じ「Vector Optics マーベリック」は価格が6000円~7000円程度なのでそれと比較しても明らかに「マーベリック」のほうがお勧めできますね・・・!!
今回レビューして感じたのは価格が高いイコール良い物とは限らないということです。
*実物光学機器を除く
驚くほどお値段以上。Vector Optics T1 マーベリック ドットサイト

6.Vector Optics harpyのデメリット

・輝度調整が7段階しかない
・価格が高い[コスパが悪い]
・外観のリアリティが低い

あえて厳しく書きましたが価格がすべてのような気がします。
この商品の価格は14400円ですのでその価格の評価をしているのでかなり厳しい評価をさせていただきました。
14000円なら14000円分の価値を感じないと高いものを選んだ意味がありませんから・・

これだけマイナスイメージを多く書かせていただきましたがサバゲーでの実用性は十二分にあると思います。
ただ、価格のことを考えるともったいないポイントが多かったです。