1万円以下で使えるACOG!Trijicon ACOGタイプ TA01NSN 4X32 スコープを徹底レビュー!

光学機器のノーブランドといえば「性能が不安定」「個体差が激しい」「たまにあたり個体がすごい」というのが割とあるあるですよね。
その中でも実物がまず手に入らない「Trijicon Acog」。

だからこそなのか、レプリカがあふれかえるほどたくさんあります。
等倍のドットサイトから実物と同様に倍率があるものなど種類は様々ですが多すぎてどれがいいのかもはやわからないです。

そこで今回は!
はずれ覚悟でチャレンジ!!!
買ってみてレビューします!(笑)

もくじ

1.カタログスペック
2.外観・付属品について
3.Trijicon ACOGタイプ TA01NSN 4X32 スコープのレティクルとレンズについて
4.Trijicon ACOGタイプ TA01NSN 4X32 スコープの総評

1.カタログスペック

  • Trijicon社製 ACOG TA01NSN レプリカ 20mmレール対応
  • 主に米陸軍で使用され、M4カービンに適したサイトとしても有名なモデル
  • 接眼部上部にはアイアンサイトが標準装備されており、近距離でも素早く対処可能
  • 商品内容:スコープ X1, マウント X1

Trijicon社製 ACOG TA01NSN レプリカです。20mmレール対応。
このTA01NSNタイプは主に米陸軍で使用され、M4カービンに適したサイトとしても有名です。
接眼部上部にはアイアンサイトが標準装備されており、近距離でも素早く対処することができます。
倍率は使い勝手のよい4倍です。

2.外観・付属品について

ミリタリーショップで中古で購入したため、外箱はありません。
それでは本体の外観から見ていきましょう。

刻印の再現はされておらず、のっぺらぼうなので少し寂しい外観ですね。
上部には簡易的なアイアンサイトが付いており、至近距離の場合は素早くこちらでサイティングすることができるようになっています。
ただ上下左右の調整は全くできないので実用性があるかどうかは不明です。

取り付けはピカティーニ20mmレールで、取り付けた状態で丸い部分を占めることで固定ができます。
締める部分はかなり大きく、手袋などをつけていてもしっかり締めこむことができます。

反対側の側面を見ていきましょう。
ゼロイン調整の上部のフタと側面のフタにはワイヤーが付いていて紛失防止ワイヤーが付いていました。
*ものによってはついていないものもあります。

こちら側も刻印などはなく、寂しいので余っていたQRコードシールを貼ってみました。(笑)

それでは、接眼レンズ側は薄めのグリーンコートです。
ねじ切りがあるように見えますが特に取り付けられるわけではありません。

3.Trijicon ACOGタイプ TA01NSN 4X32 スコープのレティクルとレンズについて

レティクルはこのような感じです。
他のスコープでは見ないレティクルで覗くだけでも楽しいですね。


では実際に覗いてみましょう。
夜の状況で撮影してみました。

写真よりもくっきり見え、想像以上にクリアな視界でいい意味で裏切られました。
透明度だけでなく鮮明度も高く、サバゲーでの実用性も十分。

では次に近距離10m~15mを見てみましょう。
ピントはしっかり会いますし、ぼやけて・・・・・見える、といったようなことはなく素早くピントが合いこれに関しても意外にすごいなと感じました。


ただ・・・デメリットがいくつか。

Trijicon ACOGタイプ TA01NSN 4X32 スコープの デメリット

アイレリーフが短くてゴーグル選びに苦労する

これは構造上やむを得ないことですし、実物でも同様ですが「アイレリーフ」が短いです。
裸眼で覗いてみるとクリアで見やすく使い勝手がよさそうに見えますが、いざ本番!マルイ プロゴーグルを装着!はい、この時点でもう使えません。(笑)
アイレリーフが短いのでメガネを装着できるゴーグル系統はまず使えないです。

ゴーグル必須のサバイバルゲームにおいてレプリカACOGはかなり難しいですね。
使えたとしても素早く構えて狙うことは困難でしょう。
ゴーグルをぐりぐりとACOGに押し付けて見える程度で、おそらく頑張って使っても少しづつ募るストレスからすぐ外してしまうことでしょう・・。

かっこいいけど結局手前に載せないといけないからダサくなる

先ほどご説明した通り、アイレリーフが短いのでよく映画とかで目にするような位置にACOGを載せても見えません。
銃にもよるので一概には言えませんが、20mmレールの最後部に載せないと見えません。
なのでちょっとダサくなる可能性が高いのでお気を付けください。

ゼロイン調整幅がかなり狭い

この個体に限った話かもしれませんが、この個体は左右の調整幅は問題ありませんが、上下の調整幅がかなり短いので割と普通にゼロインできるかぎりぎりレベルです・・・。
レプリカなのでものによっては回しても回しても全然動かないものもありますので覚悟したうえで買いましょう。
ほとんどはゼロイン調整ができないという理由で返品することはできません・・。

4.Trijicon ACOGタイプ TA01NSN 4X32 スコープの総評

倍率あり光学機器の評価をつけてみました。
・アイレリーフはシューティンググラスレベルでないと使えないので2点/10点
・透明度はかなり高く、裸眼をそのままズームしたような見やすさなので7点/10点
・鮮明度も高く、非常に細かい部分まで見えていてきれいなので8点/10点
・ゼロイン調整幅はかなり短く、普通に40mゼロインすら怪しかったので2点/10点