実物 Trijicon RMR VS レプリカ RMR!何が違うの?初心者向けに簡単比較レビュー!

ここ最近のドットサイトは本当にすごいですよね。
例えば今回比較するコンパクトドットサイト、「RMRドットサイト。」
実物は 50,000円程度。レプリカは 5,000~6,00円と約10分の1です。

「レプリカなのにめちゃめちゃ使えるなぁ!」
「え?実物最近発売したところなのに、もうレプリカがあるの?!」
「レプリカと実物ってあんまり変わらないんじゃないの・・?」

こんなことを皆さんは思ったことはありませんか??
今回は実物とレプリカを徹底的に比較し、

実物を買う気はないけどどのぐらい差があるのかな?という方や
ちょっと実物に手を出してみようかな・・??という方はぜひご覧ください!

もくじ

1.外箱・付属品・外観比較
2.レプリカRMR・実物RMRの外観比較
3.レプリカRMR・実物RMRのレンズ比較
4.レプリカRMR・実物RMRのドット比較
5.レプリカRMR・実物RMR 両方使ってみての使用感
6.結局どちらがいいのか?
7.まとめ

1.外箱・付属品・外観比較

そもそもRMRとは・・??
Trijicon RMR(Ruggedized Miniature Reflex)は最も頑丈なマイクロドットサイトです。
レッドドットサイトで、7075-T6アルミニウムという材料でMIL-スペック基準の光学機器です。

衝撃を吸収し、レンズからの応力を逸らす特許の形をしており、

耐久性を向上させています。 LED、調整可能なLED、または二重照明バージョンで使用することができます。

1.0 MOAから13 MOAの範囲のドットがラインナップとしてあります。
  RMRは、あらゆる環境・条件で使用することができるという光学機器[ドットサイト]です。

まずは外観から見ていきましょう!
外箱はこのような感じです。
外観の箱はTrijiconを意識をしているのか、レプリカの箱もかなりしっかりしています。

Aimpointは実物も官給品だからなのか、白いしょぼい箱に入っています・・・。
しかしTrijiconは箱からして高級感にあふれていて、箱の段階で非常に満足感を得ることができます。

さて、上の箱と下の箱、どちらが実物の箱でどちらがレプリカの箱かわかりますか・・・??
はい、私もわかりません。(笑)

そのくらいよくできています。
しかし実物のTrijiconの箱は底部にしっかりとシリアルナンバーなどのシールが貼られており、箱と本体両方にシリアルが書いてあるので、箱とドットサイト本体は一つのセットのような形です。左側がレプリカRMRドットサイト
右側が実物RMRドットサイトです。
箱を開けるとドットサイト本体などが入っています。
この段階だと特に大きな違いはありません。

2.レプリカRMR・実物RMRの外観比較

 

左側がレプリカRMRドットサイト
右側が実物RMRドットサイトです。
レプリカRMRと実物RMRのそもそもの型番が違うので細かい比較はできませんでしたのであしからず・・!!

レプリカRMRの外観を見て思ったのは「フル刻印すげぇ~・・リアル・・!!」です。(笑)
この再現度は素晴らしいですね・・・。

刻印の説明ですがRM~と書いてあるのが製品の型番です。
2PE1:19という刻印がありますがこれには意味があります。

ペテロ第2の手紙1章11節の内容にて
「こうして、預言の言葉は、わたしたちにいっそう確実なものになった。あなたがたも、夜が明け、明星がのぼって、あなたがたの心の中を照すまで、この預言の言葉を暗やみに輝くともしびとして、それに目をとめているがよい。」
こういった光について記述されています。

あとはQRコード・シリアル番号が印字されています。


次に反対側の側面はこのようになっています。
左側がレプリカRMRドットサイト
右側が実物RMRドットサイトです。

レプリカドットサイトにもかかわらず「made in usa」「Trijicon」の刻印が。
これ訴えられても即敗訴レベルのパクりようです。(笑)
忠実に再現しすぎてますが、どこが作っているともわからない中華製なので出どころは不明です・・。

ただ、とても実物が買えないユーザーでも、そっくりなものを買うことができますし、
性能は実物とは雲泥の差なので購入者層に違いがありすぎてそれほど弊害はなさそうですが・・・。

次に後ろ側を見てみましょう。
大きな違いはゼロイン調整用のマイナスねじの色が大きく異なるという点です。

実際にマイナス工具で左右に回してみました。
レプリカRMRは「クリック感が全くない」・実物RMRドットサイトは「細かくクリック感がある」です。

3.レプリカRMR・実物RMRのレンズ比較

左側がレプリカRMRドットサイト
右側が実物RMRドットサイトです。

両方きれいなルビーコートですね。
非常にきれいで、私の眼にはこの向きだけで考えるとレプリカ実物の違いが・・・判りません。(笑)


レプリカと実物の違いとしてはレンズの厚みがかなり違います。
レプリカドットサイトのほうはかなり薄いのに対し、実物のドットサイトのほうはかなり分厚く、実物のほうが耐久性はかなり高そうです。
次にレンズの透明度について。
まずレプリカのレンズの写真です。

覗いてみて感じるのですがかなーーり青いです。
これは視認性を上げるためのあえての青さだとは思い難いです・・。
レンズがかなり青く、明るいところでは特に問題はありませんが暗い方向や白い方向に向けて狙う際はストレスを感じるかもしれません。
次に実物のRMRのレンズです。
非常に透明度が高いのが以下の写真でも感じていただけると思います。
さすが実物といったところで、裸眼と同じような透明なレンズなので違和感がありません。

更にわかりやすくレンズを比較してみましょう。
比較した写真が以下の写真です。

同じ白い壁に向けた場合なのですが、かなりの差があるのがお判りでしょうか?
ここまで差があるとようやくここで「あ、実物ってすごいな」と思うことができます。
斜め方向から見てもレンズの青みに大きな差があるのがわかります。
実物とこう比べてみますとレンズの透明度の差がかなり大きいということを感じていただけると思います。

4.レプリカRMR・実物RMRのドット比較

レプリカ RMR ドットサイトの場合

米軍御用達のオプティクスメーカーとして広く知られるTrijicon(トリジコン)社の小型サイト[RM07]のレプリカですので今回比較する実物RMRとはモデルが違いますので正確精密な比較はできませんのでその点はお許しください・・!!

こちらのレプリカドットサイトはたまたまかもしれませんが、かなり輝度が高いです。
輝度最大にした場合、ドットの形がこんな感じで少し歪んでいます。

中心だとドットがかなり明るく、ギラギラとしていて逆に明るすぎるので5段階目ではこのように使用が難しいのですが、
ドットが中心から少し離れると急に輝度が低下してしまうのです・・・。


なので、今度は適正輝度の1~2段階目にしてみると・・・
今度は中心部分は非常にいい感じの輝度で全然余裕で使えるのですが、ドットが中心位置でなくなると一気に輝度が減り薄くなるのです。
先ほどの最大輝度だと中心位置でなくなっても十分使用できる薄さですが、

中心位置のドットを適正輝度にすると今度は中心点以外でドットを見た場合かなり薄くなり中心にドットがある場合しか使用することができません。

実物 RMR ドットサイトの場合

まずは白い壁に向けた場合。
RM01というモデルなので、部屋の明るさや対象物にしっかり合わせて自動調光してくれます。

自動調光機能が付いているけど、輝度が低いから結局使うことがない・・という場合がレプリカだと特に良くあります。
しかし、こちらはしっかり調光してくれるので常に適正輝度で使用することができます。
非常にきれいで鋭くきれいに光るドットは素晴らしいですね。

非常にきれいですね。
レンズのそもそもの透明度が高いので、ドットが綺麗に映り、戦闘能力がかなり上がりそうです。(笑)

ドットの輝度が明るすぎると対象物が消えてしまい、狙いづらくなってしまいます。
それに対し、実物の輝度は本当に程よいので対象物を消してしまうほどの輝度ではないがどの環境下でも視認できるドットを表示してくれるというのはすごいですね。

蛍光灯などのかなり明るい方向に向けてもしっかり視認できるのがお判りだと思います。
安心して使用することができますね。

5.レプリカRMR・実物RMR 両方使ってみての使用感

両方銃に取り付けて構えた見た場合の感想ですが、レプリカはやはり輝度が安定しないので不安で、また明るすぎてMOA数がかなり大きくなってしまい、とても狙いづらく感じました。
ただ、これでも十分狙うことができ、サバゲーで使用する分には全然問題ありません。

レンズの青みに関しては暗いほうに向ける場合やインドアではさらに青みが目立って使用しづらくなります。
また最低輝度の1段階目でも明るすぎて暗い場合レンズに反射してかなり見づらく使いにくいです。

それに対し実物ドットサイトは輝度が右下でも左下でも中心でも安定した輝度で、精密な射撃が可能です。
また、レンズが透明なのでインドアや暗がりなどどのような環境下でも何の問題なく使用ができます。

個人的な感想ですが・・・
レプリカで十分です!!(笑)
ですが、実物でしか味わえない視界が実物にはあるので、金銭的な余裕次第ではお勧めもできます。

7.まとめ

レプリカの場合の注意点
※ゼロインできない場合があり、その場合は厚紙を挟む等、土台の角度調整を行ってください。
※レプリカの為、レンズにはある程度のコーティングムラがあり、ドットの見え方が変化することがあります。

こういった購入時から仕方のない不具合の一つとしてドットサイトの重要な機能の「ドットの見え方」「ゼロイン」にかなり不安が残る上に、個体差が大きく安定していませんので外れ個体を買うとゼロイン調整幅が一切動かず、使用するのも無理なレベルのものもあるので注意が必要です。

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2018.05.18