安価&高性能!Vector Optics Corax2-7 スコープをレビュー!

初心者
前回のベクターオプティクスのスコープが本当にすごかったですよね!でも、やっぱり2万円はたかいですよ・・・手が出ません・・。
どろぬま編集部
ほほー。なら1万円以内で買えるスコープの中でかなりおすすめのやつがあるから、それを紹介するよ。
初心者
ほ、ほんとですか?!ぜひレビューをお願いします!

今回は、1万円以内で買えるスコープの中でもいいものをレビュー!
ちなみに、前回レビューでご紹介した超高性能!コスパ最強のスコープの記事はこちらから♪

目次

  1. カタログスペック
  2. 外観について
  3. 実際に使用してみた
  4. ゼロイン調整幅について
  5. 驚きの5年保証と自信の90日無条件返品保証・・・
  6. 総合評価

カタログスペック

今回のレビューはここ最近、性能の良さで度肝を抜かれたメーカーVector Opticsのスコープのなかでも比較的価格が安いスコープになります。
1万円以上は出せない。でも、良いスコープがほしい!そんな方にぜひおすすめしたいのがこちらのスコープです。

まずは簡単にカタログスペックから。
倍率は2~7倍と非常に実用性の高い倍率で、エアソフトでの使用では十分ですね。
長さは295ミリなのでどちらかといえばショートスコープというサイズです。
M40A5やバレットなど、長距離狙撃系統のスナイパーライフルにはサイズ的にあまり合わないので、M4やHK416、そのほかアサルトライフルには非常に合うサイズなので、アサルトライフルに着けるスコープをお探しの方にはぴったりのスコープです。

レティクルはスタンダードな十字です。
非常にシンプルですが、レティクルにゴツゴツいろいろとマークがあるものが確かにかっこいいのですが、それはそれでその意味や使い方を理解しなければ意味がありませんので、8000円とリーズナブルで入門のスコープとしてはむしろシンプルでよいかなと感じました。

 

外見について

箱を開けると大体このような感じ。
付属品は マウントリング・本体・バトラーキャップ・説明書・外箱となります。

全体的にすっきりしたデザインで大きさはショートスコープに近いサイズ。
残念ながら今回のスコープは専用の箱ではないようです・・・(笑)

サイズ感が程よいので様々な銃に適応できますね。

まずスコープの対物レンズ側にはVECTOR OPTICS CORAX 2-7×32の刻印があります。
個々の時点で工場で大量生産してパッケージだけ変えて売っているようなノーブランド中華とはこの時点で違いを感じることができます

次に接眼レンズ側を見てみましょう。
非常にすっきりとしたデザインで、誰にでも使い方が一目でわかるような作りになっております。
接眼レンズの手前を回すことでピント調整ができます。非常に回しやすく、使いやすいです。


中心のローレット加工されている部分をぐるぐると回すことで倍率を変えることができます。
倍率は2~7倍で使いやすい倍率です。倍率によってアイレリーフが短くなって行ったり倍率を上げれば上げるほど性能がわかりやすく出てくるのですが、これは倍率を上げても性能の下がり方が緩やかで安定しています。8000円でこれってすごいなと感じました。

中心のフタをとるとゼロイン調整用のダイヤルがあります。
中心にツマミが取り付けられるいるので手で簡単にゼロイン調整ができ、工具などが必要ないのもポイントです。くわ
しかし、なぜダイヤルの部分がきらきら光る金色なのでしょうか・・・それはよ
かりませんでした。(笑)

実際に使用してみた

まずはアイレリーフ!
確かに高価格帯のものに比べれば同等レベル!とはいきませんが、大体10センチ程度あり、マルイのプロゴーグルのような隙間が大きいものでもサイティングに特に問題ない程度です。

次に明るい方向へのサイティングで視野の広さと視界のクリアさを検証。
いやはや、非常にきれいでくっきり見えます。同価格帯のANS Opticalなんて目じゃないです。(笑)

写真ですらこのクリアさ。8000円でここまでの性能のスコープを作っていることにただただ驚きです・・・。
暗くなったり、色むらが出たり、ゆがんだりもしていませんので非常に優秀です。
個人的にはマルイ純正のスコープよりもはるかに良いと感じました。

それでは次に暗い方向でもちゃんと見えるのか・・・??
安いスコープだとこの暗がりに向けた場合に一気に見えずらくなります。特に高級スコープと差が出るのです。
実際夜を待ってから夜でもきれいに見えるのか?を検証した結果・・・全然見えました。(笑)
暗い方向だけど明るいものへ狙う場合は、さらにくっきりはっきり見えます。下の画像の二枚目をご覧ください。


ただ、これはしっかりとしたポイントで覗いたことによる視界。
例えば下の写真のようにきれいに見えていても・・・・

若干左右に向けたりするとケラレが起きてしまい、このように視界が真っ暗になってしまいます・・・
アイレリーフはスコープから直線距離の見え方を指しますがこういうのをアイボックスといいます。
このアイボックスがあまりよくありませんでしたので、とっさに覗いてすぐにしっかり見えるポイントで覗くのは少し難しいかもしれませんね・・・

それでもこのスコープを私が評価するのは、8000円でここまでのクオリティが作れることへの驚きからです。
同価格帯のスコープですと、もっとアイレリーフ・アイボックスの性能も低く、レンズのクリアさもこれより劣ります。
この価格でここまでの性能を実現できること自体がすごいのです。(笑)
ですから、今回こちらのスコープは、8000円という価格で考えると、かなりおすすめできる商品です。

*ちなみにアイボックスとは・・・
アイリリーフは接眼レンズから目までの距離という1次元の値ですが、アイボックスはそれを3次元空間に広げた概念です。
アイリリーフが適正な距離であっても、頭の位置が少し上下左右にずれていると、やはりケラレてしまうことがあります。アイボックスの広いスコープは、このような状況でもケラレにくく、とっさに構えた時でも正しく標的を見ることができます。

ゼロイン調整について

ゼロイン調整について、こちらは前回レビューしたベクターオプティクスの高性能最強スコープ マークスマンとここが違うという点はここです。
マークスマンのゼロイン調整幅はプラスマイナス60MOAですが、こちらののスコープはゼロインの調整幅がプラスマイナス30MOAです。
ようするに調整幅は半分程度ということです。すなわち、ゼロイン調整にそこまで過信してはいけないということです

実際見てみたところ普通のマウントに着けていれば特に問題なくゼロイン調整はできましたが、カタログスペック上、30MOAということですので留意しておくべきですね。
30MOAというのはスコープの中ではそこまで広くはないです。

驚きの5年保証と自信の90日無条件返品保証・・・

他のベクターオプティクスの製品でもありますように正規販売代理店での購入に限り、90日間の無条件返品と5年保証が付いてきます。
過去の記事でもお知らせしましたようにこれほどの手厚い保証をしているのはなかなかありません。

総合評価

・外観 65点
・レティクルデザイン 65点
・レンズのクリアさ 80点
・ゼロイン調整 70点 [4倍以上 70点] ・フォーカス速度 85点 [4倍以上 65点] ・性能 78点
・コスパ 95点

全体的にレビューしてみてかなり良かったです。
しかし、一応言っておきますと、高評価なのはこの価格帯だからこその高評価です!
これまで高級スコープをいくつか持っていた方は少し物足りなく感じるかもしれません。

ですが逆に初心者でスコープがほしい、スナイパーライフルを購入したからとりあえずそれなりのスコープがほしい、といった方にはかなりおすすめできる商品です。
さらに8000円という価格ながら、ほかの商品と同様に正規代理店での購入に限り、90日間の無条件返品保証と5年間の保証が付いておりますので故障した場合もしっかりしてもらえます。

ライフルスコープがほしい、でも1万円はかけたくない、でもいい性能がほしい、でもいい性能のものがほしい、そんなわがままさんの要望をかなえることができるスコープだと感じました。
今後のレビュー記事はさらに進化していき、国内でまだ流通していなような実銃対応光学機器をどんどんレビューしていきます。
そしてそのレビュー商品は企業様のご協力のおかげで日本で販売をする予定ですので、レビュー記事を見ていただいてほしい!と思ったら商品ページで即注文できる!
なんてすばらしい体制に今後なっていきますのでぜひお楽しみに、今後も記事を見てくだされば励みになります。

今回も閲覧ありがとうございました。