この性能で3万円は納得!Vortex VMX-3T マグニファイアを徹底レビュー!

みなさんこんばんは。
今回はブースターをご紹介します!
そもそもブースターとは?という説明から始め、今回の商品をレビューしていきます!

実物、超高性能ながら29,800円という手が出しやすい価格です。
本当にお勧めできるか?を今回徹底レビューしていきます!

もくじ

1.マグニファイアとは?
2.Vortex VMX-3Tのカタログスペック
3.Vortex VMX-3Tの外観について
4.Vortex VMX-3Tのレンズについて
5.Vortex VMX-3Tでいろいろなドットサイトと組み合わせてみた
6.Vortex VMX-3Tの総評

1.マグニファイア(ブースター)とは??

皆さんはマグニファイア(ブースター)というものをご存知ですか?
マグニファイア(ブースター)とは、ドットサイトの後ろに取り付けることで、本来倍率のないドットサイトに倍率をつけることで、より精密に狙うというものです。

ドットサイトは一般的には倍率がありません。そのためサイトを通して見たときと通さないで見たときで覗いた景色は同じです。
そのため基本的な狙い方はターゲットを両目で見て、そこにドットを重ね合わせ、射撃することで当てるというものです。

ドットサイトは遠くを精密に狙うことはできませんが近距離において、照準にかかる時間を大幅に短縮することができます。
ブースターは普段等倍で照準しているが、時と場合に応じて今だけはターゲットを拡大して精密に狙いたい、というような状況において、素早く瞬時に倍率を切り替えることができます。

「マグニファイア」の画像検索結果

*ノーベルアームズ公式サイトから引用

2.Vortex VMX-3Tのカタログスペック

倍率:3倍
アイレリーフ 3.25インチ
視野 38.2 feet/100ヤード
レンズ直径 30ミリメートル
長さ 4.3インチ
重量 11.9オンス

Vortex VMX-3T の機能・特徴

レンズ群全てマルチコート(高透過率)
防水・防塵・耐衝撃
曇り止め窒素ガス充填
ハードアルマイト(アナダイズドコート)
航空機(エア)グレードアルミ合金(ですけど最近航空機はカーボンですね)
マットブラック仕上げ
フリップアウト機能マウント
永久保証

3.Vortex VMX-3Tの外観について

それでは実際に箱から見ていきましょう。
パッケージは高級感があり、専用の箱です。

Vortexという米国でも有名な光学機器メーカーの商品です。
日本でもビノジャパンという正規代理店があるのでそちらで購入すると正規保証が付くようです。


箱を開けてみるとこんな感じ。
マグニファイア本体、マウント、スペーサー、ねじ、保証書が入っています。
しっかりと梱包されているので、安心感があります。


箱からマグニファイア本体を出してみました。
高級感のあるつや消しでVMX-3Tの刻印があります。
マイナスねじの部分は角度調整に使用するねじです。


反対側はこのようになっています。
反対側にはボルテックスのマークが印字されています。
奥側の接眼レンズ側のギザギザの部分はフォーカス機能があり、回すことで焦点距離を調整することができます。

4.Vortex VMX-3Tのレンズについて

では実際にレンズの透明度などを検証していきます。
透明度を確かめるために鮮やかな花柄を見てみましょう。

覗いてみて感動したこと。
①フチが薄めで見やすい
②非常に鮮やかで鮮明
③アイレリーフが比較的長い

結局こちらのブースターの前にドットサイトを設置し、ドットサイトとブースターのレンズ越しに狙うわけです。
要するにドットサイト側、またはブースター側のどちらかに少しでも暗さや青みがあると倍率で増強され、見づらくなります。
*レプリカブースター&レプリカG33でかつて覗いたことがありますがかなり暗くてとても使えたもんじゃありませんでした・・・。(笑)

写真では伝わりにくいですが、様々な色をしっかりと映し出しています。
暗さも一切なく、またくっきり鮮明に見えます。

なかなか写真ではわかりづらいですが、ここまで鮮明だとサバゲーでの実用性も大いにあると思います。

5.Vortex VMX-3Tでいろいろなドットサイトと組み合わせてみた

それでは、実際にドットサイトと組み合わせて使ってみましょう。
実際に使えるのか・・・??

Aimpoint COMP M5 ドットサイトとの組み合わせ

まずは高さについて・・・
これに関しては「ばっちり」でした。
全く同じ高さなので実用性がかなりありそうです。

しかし肝心なのはブースター越しに見た時の視界・・・!!

これは使えますね。
ブースター越しのレティクルは非常にきれいかつくっきりとしていてフォーカスも素早く合います。
ここまできれいに見えればこのセットは「アリ」だといえるでしょう。
(*aimpoint comp m5をブースター越しに覗いた写真)

Vortex UH-1 ホロサイトとの組み合わせ

さすがボルテックス同士の光学機器なのか、高さは全く同じです。
此方の組み合わせは海外でも写真で見かけるので、少なくはない組み合わせである。
しかし、大事なのはレティクルがちゃんとうつっているかどうかが重要です・・・!!

写真よりもかなり実際のほうが見やすくきれいだったのであくまで参考程度に。
ホロサイトですがにじみやすい人でもブースター越しに覗くとレティクルをはっきり見ることができます。

Eotech EXPS3-2 ホロサイトとの組み合わせ

実際に載せてみました。
若干EXPS3 ホロサイトのほうが高いように見えます。
外観的には良い感じですね。

覗いてみると高さの心配はなくなりました。
高低差による視界不良は一切起きず、きれいで鮮明な視界で見ることができました。
結論から言うと現在所持しているドットサイトにはすべて使用可能だったということです。

 

6.Vortex VMX-3Tの総評

デメリット

・マウントの可倒が少し面倒
ガタも一切ないマウントですがそのまま横に倒せるわけではなく、このようにして出っ張りを押し込みながら横にスイングアウトする必要があります。
そのため瞬時に直感的にマウントを倒したりするのは少し難しく、慣れが必要です。

・アイレリーフがそこまで長くない
アイレリーフは公式でも82.5ミリなのでそこまでアイレリーフは広くありません。
マルイ プロゴーグルのような目とレンズまでの距離が長いゴーグルは素早く差サッとサイティングするのは難しそうな気がします。
ゴーグルのレンズに毎回押し当てるようにして使用される方は必要以上にレンズが傷つく原因になるのであまりお勧めはできません。

・コスパが高いといってもやはり高め
金額的には3万円などですので人によっては手が出せないという方もいらっしゃるようです。
現在2万以内で、かつ高性能のブースターといえば「ノーベルアームズ tactical magnifire」ですが、それの更なる上位機種といえると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか??
Vortex VMX-3T マグニファイア。
3万円というお求めやすい価格ながら実銃対応の有名ブランド、クリアな視界に透明なレンズ。
幅広い角度調整のダイヤルと、ガタが一切ないマウント。

非常に魅力が多い商品だと感じました。
また、いろいろなドットサイトに高さが合い、実用性も高い商品です。

かなりおすすめできます。

VORTEX VMX-3T
Posted with Amakuri at 2018.7.24
VortexOptics