ふたくさん実物光学機器を中心にレビューしてきましたが今回は番外編!
アマゾンでめちゃめちゃ評価高くて、めちゃめちゃ安いスコープを皆さん一度は調べたことはありませんか・・・??
今回はAmazonで超高評価&\3,180円という破格のスコープをご紹介します!
以前からこのスコープに興味があった方・安価なスコープを探していた方、ぜひこちらの記事をご覧ください。
もくじ
1.Amazonで謎の超高評価とは・・!?
2.外観・付属品について
3.実際に覗いてみた
4. 高倍率時のアイレリーフについて
5.このスコープの悪い点
6.このスコープの良い点
7. 【まとめ】オススメ度
1.Amazonで謎の超高評価とは・・!?
今回このスコープをレビューしようと思ったのはふとAmazonで「ライフルスコープ」で検索してみた時に「\3,180」という衝撃の価格で販売されているライフルスコープを見つけたからです。今時ライフルスコープは\3,000円で売っているなんてすごいなぁ・・・と思いつつ調べていると・・・!!
Amazonのカスタマーレビュー
313件の評価
ななんと・・・313件も評価があり、評価はなんと4.5!!
313件のレビューのうち190件が最高評価をしているというスコープなのです。
しかし私は懐疑的です。そんな、3000円で星5が半分以上のスコープなんてあるわけがない。
どうせ安かろう悪かろうだ・・・よし、買ってレビューしてやる。(笑)
・それにしてもコレ1万円クラスに匹敵すると思います。レンズもクリアで言う事ありません。(★5 レビュー)
・20発の射撃後確認したところ、レンズの割れもなく問題なく使えた。(★5 レビュー)
・見た目もシンプルでかっこよくこの価格でこのクオリティは本当にすごいですよ。(★5 レビュー)
・文句のつけようがないいい品物と思います。買って正解。(★5 レビュー)す、すごい。めちゃめちゃいいこと書かれてるじゃないですか・・・( ̄▽ ̄)
ではでは本当に実際にお勧めできるのか?を詳しくレビューしていきます。
2.スペック・外観・付属品について
- WF Opticalが提供する国内狩猟、実銃対応のライフルスコープ
- 倍率:3-9倍 口径:40mm、エアガン射撃に必要充分な距離をカバーしてくれます。
- 耐振動・耐水圧・耐冷熱地の検査済み、レンズ表面コーティング(光反射膜処理)
- 内容品:スコープ本体、レンズ用カバー、マウントリング(ベース幅20mm)、六角レンチ、専用クロス
Wisteria Forceが提供する国内狩猟、実銃対応のライフルスコープです。 3-9倍可変ズームで、エアガン射撃の必要充分な距離をカバーしてくれます。 レンズ性能も高くクリアな視界を実現、レンズ表面にコーティング(光反射膜処理)実施され より高い実用性が期待できます。
WF Opticalという会社が販売しているライフルスコープのようです。
Amazonではライフルスコープと、フラッシュライト・そのほかANSのスコープを販売していて、検索をかけてみましたがヒットせず、詳しい情報はわかりませんでした。
国内の猟銃などにも対応しているというのがうたい文句のようです。
以前販売されていた商品からモデルチェンジし、
・9倍率時のケラレが起きにくくなった(焦点が合うポイントから頭の位置を上や下谷に動かした場合、視野が黒くなる現象)
・視野が綺麗になった(従来品と比較して)
ということです。

付属品は「説明書(英語)」「ハイマウントリング」「外箱(様々な機能が書かれていますが使いまわし箱の可能性も否めない)」です。
マウントリングが付属しているのでこれ一つ購入すればすぐ銃に取り付けできて使用することができます。
ゼロイン調整ダイヤルは従来品ではマイナスねじで調整する方式でしたが、今回からはツマミが取り付けられており、フタさえ外せばワンタッチで調整することができます。

WF opticalという刻印が入っています。
此方のメーカーについてそれなりに調べてみましたが全然出てこないよくわからないメーカーでした・・・。
公式サイトなども見つからなかったうえにヒットもスコープ数点しかしなかったので、真相は不明です・・。

3.実際に覗いてみた
実際に覗いてみた感想は
「これで3000円ってすごいな・・驚」
「よく作れるなぁ・・」です。
この価格帯では非常によくできており、コストパフォーマンスにとても優れています。
正直、レティクルの十字の下の線はかなり大きいのでむしろ見づらくなって邪魔に感じます。
3000円でこのクオリティは本当に即買いレベルですね。

4. 高倍率時のアイレリーフについて
高倍率時のアイレリーフについて検証していきましたが、確かに6~9倍の最大倍率に近い状態にすると、アイボックスがかなり狭くなり、アイレリーフも短くなります。
しかし特筆すべきような悪いところはありませんでした。
3から9倍と可変範囲は広く、サバゲーでも十分楽しく、ストレスフリーで使用することができそうです。
これが3000円だということが本当に驚きです。
5.このスコープの悪い点
・明るい対象を見た時、レンズへの視野に反射する
ここまでかなり高評価をしてきましたがそうするとAmazonのレビューと何ら変わりないじゃないか!ということであえて悪い点を一生懸命探ってみました。
その中で大きなマイナスポイントは2点。
1点目は「対象物が蛍光灯などの光を発するようなものの時、反射してレンズ内に映り込む」という点です。
これは比較対象として使用しました「実物 Vortex pst gen2 1-6(価格10万円程度)」との比較写真です。
写真では蛍光灯が反射して一つ映り込んでいますが、見方によっては小さな蛍光灯が2つ、3つと映り込んだりしました。
ですがこれに関してはそれほど多く起きる状況ではなく、支障が出るほどではありません。

・逆光状態から暗い方向に覗いた場合、反射が強い
2点目は「明るい場所・後ろが明るい・狙う方向が暗い」この3つの状況が重なるとこのように逆光の影響でサイティングが困難になってしまいます。
後ろの環境を反射してレンズ内に映り込み、視野の邪魔をしてしまいます。
見てわかりますように、撮影していたiPhoneのカメラレンズが映り込んでいるのがわかると思います。
同じ環境下・状況での撮影ですが、高額スコープでは大きな影響を受けません。
この点は大きな違いとして挙げられる唯一のポイントです。

・接眼レンズが小さく視野が狭い
此方は好みの問題もありますが、接眼レンズ径が小さく視野が狭いので接眼レンズが大きなスコープと比較すると、同じ場所を覗いても見える視覚情報が少なくなるのでサバゲー時はその点がマイナスポイントになるかと個人的に感じました。
同じ方向を見ていても視野が狭い為に視認できる敵が減ってしまったり、いろいろな方向へ向けないといけないので目の疲れなどを径の大きなものと比較すると疲れやすいかもしれません。
6.このスコープの良い点
3000円でこのクリアさはもはや怖い
よく3000円台でこのクオリティを実現できたなというのが最初も申し上げた通り感じました。
確かにクリアさや径の小ささ、フチの薄さ、様々な差はやはりありますがそりゃそうです。
3000円と100000円のですから33本変買えちゃうのですから。(笑)
そこまでの価格差がありながらこの性能ですから文句なしにお勧めできます。
サイドフォーカス機能がついている
接眼レンズ側をクルクルと回すとサイドフォーカス機能を使うことができます。
実際に高額スコープと比較して、どこまで機能しているのかはかなりずらいですが、ある程度のフォーカス調整をすることができました。
7. 【まとめ】オススメ度
おススメ度 ★★★★☆
これをお勧めできるかは予算によると思います。
今回のスコープを検討している方は安価でいいものを欲しいと思っている方が多いと思いますので、その場合ですと強くお勧めすることができます。
3000円という価格を踏まえるとコストパフォーマンスは非常に優れており、お勧め度を★4とさせていただきました。
ただ個人的にマイナスポイントだったのは接眼レンズ径が小さく視野が狭いという点がちょっと残念だったということと、非常にお勧めできますが、感動するほどの性能を感じることはできなかったので、今回星マイナス1つさせていただきました。